MENU

犬の給水器がぬめる原因。洗剤では落ちない理由と、落とし方

屋外で水を飲む子犬。飲むときに口から入るものが水に残る

給水器の受け皿を指でなでると、つるっとではなく、ぬるっとする。 これがぬめりです。

ぬめりは水そのものではなく、水に入ったものを足がかりにして面に張りつきます。 だから、水を替えるだけでは減りません。この記事では、どこから入るのか、どこに溜まるのか、なぜ洗剤だけでは落ちないのかを順に整理します。

目次

結論:入るものを減らし、面を物理的にこする

この記事の結論

原因は、水に入った有機物です。 よだれ、フードのかす、口のまわりの汚れが足がかりになります。

溜まる場所は決まっています。 水面のふち、角、チューブの内側、ポンプの隙間です。

洗剤を流すだけでは落ちません。 面に張りついているので、こする必要があります。

出にくくする手もあります。 置き場所とフードとの距離、入れ替えの間隔です。

屋外で水を飲む子犬。飲むときに口から入るものが水に残る
飲むたびに、水には口から何かが入ります

「入るものを減らす」と「こすり落とす」は、両方やってください。 片方だけだと、間隔が短くなるか、落としきれないかのどちらかになります。

犬は猫より一度に飲む量が多く、口のまわりが濡れたまま飲みます。 そのぶん水に入るものも多くなります。 同じ機種でも、犬用のほうが早くぬめる傾向があります。

どこから入って、どこに溜まるか

溜まる場所 入るもの 気づき方
水面のふち よだれ、浮いた油分 水位の線が残る
受け皿の角 沈んだフードのかす 指でなでるとぬるつく
チューブの内側 循環する水の中の有機物 外からは見えない
ポンプの隙間 細かいかす 音が変わることがある
フィルターの根元 受け止めたかす 交換時に手で分かる

見えない場所ほど、間隔を決めて洗う必要があります。

濡れた面にできた細かい気泡。膜は薄いうちは見えにくい
膜は薄いうちは見えず、触って気づきます

水面のふちに残る線が、いちばん分かりやすい合図です。 水位のところに輪ができていたら、そこに膜が張っています。 水を足すだけでは、この輪は消えません。

チューブの内側は外から見えません。 ここは間隔を決めて洗うしかありません。見て判断しようとすると、必ず遅れます。

フードの器を給水器の隣に置いていると、かすが飛び込みます。 距離を取るだけで、入るものが減ります。

置き場所から見直すなら

飲む場所とこぼれてもいい場所の重なりは犬の給水器の置き場所にまとめました。

落とし方。洗剤だけでは落ちない理由

この順で落とします

  • 電源を抜き、水を捨てる。 濡れたまま通電させないためです。
  • 外せる部品を外す。 受け皿、フィルター、チューブ、ポンプのカバーです。
  • まず乾いた状態で見る。 膜がどこにあるかを確かめます。
  • スポンジやブラシでこする。 ここが本体の作業です。
  • 細い場所は専用のブラシを通す。 チューブは通さないと落ちません。
  • 十分にすすぐ。 洗剤が残ると、次の水に混ざります。

「こする」を省くと落ちません。 膜は面に張りついているので、洗剤で浮かせて流すという流れが成立しにくいからです。洗剤は、こすったあとの脂分を流すために使うと考えてください。

「細い場所は専用のブラシを通す」も飛ばさないでください。 チューブの内側は、水を流すだけでは膜に届きません。 通したブラシに何が付くかを見れば、汚れの量が分かります。

「まず乾いた状態で見る」を入れているのは、落とし残しを防ぐためです。 水に濡れていると膜は透明に見え、こすった場所とこすっていない場所の区別がつきません。水を捨てて少し置いてから見ると、残っている範囲が分かります。

熱湯や漂白剤を使う前に、素材の表記を確認してください。 樹脂の部品は熱で変形することがあり、塩素系はすすぎ切れないとにおいが残ります。

頻度を決めるなら

部位ごとに間隔が違います。詳しくは犬の給水器の掃除の頻度にまとめました。

うまくいかない条件と、注意すること

この点に注意してください

  • 継ぎ足しだけで運用している。 減ったぶんを足すと、膜は残ったままです。
  • 分解できる範囲が狭い機種。 届かない場所は落とせません。
  • 気温の高い場所に置いている。 出るまでの時間が短くなります。
  • 直射日光が当たる。 同じ理由です。
  • ぬめりを取れば飲み残しが解決する、とは限りません。 別の理由のこともあります。

「継ぎ足しだけで運用している」が、いちばん多い原因です。 水はきれいに見えても、面に残った膜はそのまま残ります。 補充と入れ替えは、別の作業として分けてください。

「分解できる範囲が狭い機種」は、掃除では埋められません。 届かない場所に膜が残るなら、買い替えのときに分解できる範囲を選ぶ基準に入れてください。

水を飲む量が減った、飲み方が変わったといった変化を、ぬめりだけの問題として扱わないでください。 気になる変化があるときは、かかりつけの動物病院にご相談ください。

黒い点が出ている場合

生えてから対処するより条件を作る話は給水器の黒い点が気になるにまとめました。

あなたの場合、どこから手を付けるか

あなたの状況 先に打つ手 理由
受け皿だけぬめる 毎日こする 手の届く場所から
水位の線が残る 全部捨ててからこする 継ぎ足しでは消えない
チューブが洗えない 細いブラシを用意する 道具が無いと届かない
フードの器が隣 距離を取る 入るものを減らす
夏だけ早い 入れ替えの間隔を詰める 気温で速さが変わる
分解できる範囲が狭い 次の買い替えで基準にする 掃除では埋まらない

入るものを減らす手と、落とす手は、同時に進めて構いません。

蛇口をひねる手元。すすぎの水量と時間が仕上がりを決める
こすったあとのすすぎまでが、一連の作業です

「夏だけ早い」場合は、季節で間隔を変えてください。 一年を通して同じ間隔にすると、暑い時期に足りず、寒い時期に過剰になります。

続けられる間隔にすることが、いちばん効きます。 完璧な手順を月に一度やるより、簡単な手順を毎日やるほうが、膜は育ちません。

うちの子が口をつける面から先に手を付けてください。 奥の部品より、毎日触れているところのほうが効きます。全部をやろうとして手が止まるより、受け皿だけでも毎日こするほうが結果が出ます。

うちの子がよく飲む器ほど、ぬめりは早く出ます。 よく使われている証拠でもあるので、出ること自体を気にしすぎないでください。出る前提で、こする回数のほうを決めておくと落ち着きます。

次の一手として決めておくこと

  • 毎日やることを1つ決める。 受け皿をこする、が現実的です。
  • 週にやることを1つ決める。 分解して洗う日を決めます。
  • 道具を出しやすい場所に置く。 取りに行く手間が続かない理由になります。
  • 入れ替えと補充を分ける。 足すだけの日を続けないためです。
  • 季節で間隔を見直す。 暑い時期は詰めます。
  • 分解できる範囲を把握する。 届かない場所を知っておきます。

「道具を出しやすい場所に置く」は、意外と効きます。 細いブラシが引き出しの奥にあると、その日はやらない理由になります。 給水器の近くに置いてください。

「分解できる範囲を把握する」のは、あきらめる場所を決めるためでもあります。 届かない場所があると分かっていれば、そこは入れ替えの間隔で受けるという判断ができます。

買い替えを考えているなら

洗える範囲も含めた選び方は犬の自動給水器の選び方にまとめました。

ボトルを外して洗うなら

こぼさない順番はボトルの交換手順にまとめました。

ノズルから出なくなったら

詰まりと空気の分け方はノズルが詰まったときの対処にまとめました。

よくある質問

水を毎日替えているのにぬめります。

膜は面に張りついているため、水を替えても残ります。減ったぶんを足す運用ならなおさらです。水を捨てたあと、受け皿の面をスポンジでこすってください。

洗剤で洗えば落ちますか。

洗剤を流すだけでは落ちにくい性質があります。こすって物理的にはがしたあと、洗剤で脂分を流し、十分にすすぐという順番にしてください。

夏だけ早くぬめるのはなぜですか。

気温が高いほど、膜ができるまでの時間が短くなる傾向があります。夏は入れ替えの間隔を詰め、置き場所も直射日光の当たらないところに移してください。

この記事は給水器に生じるぬめりの原因と落とし方を整理したものです。出やすさは使用環境と機種によって変わります。飲む量や飲み方に気になる変化がある場合は、かかりつけの動物病院にご相談ください。

運営について: 編集方針広告・アフィリエイト表記表示ラベルの意味訂正と更新の方針

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次