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体格の違う子が同じ水を飲むなら、台は一つに決めないでください

庭にすわる二頭の犬

大きい子と小さい子が、同じ給水器で水を飲んでいる。片方は首を下げすぎ、片方は前足を開いて踏ん張っている。 どちらに合わせればいいのか決められない方に向けて書いています。

答えは「どちらにも合わせない」です。 一つの高さで二頭ぶんをまかなおうとすると、たいてい両方がすこしずつ無理をします。この記事では、台を分けるか、高さを変えられる台にするかという二つの道を、判断軸から見ていきます。

目次

結論:高さは頭数ぶん要ります。台か置き場所のどちらかで分けます

この記事の結論

合う高さは、その子の体格ごとに違います。

一つの器に一つの高さしか作れないなら、器を分けるほうが早いです。

器を増やせないなら、高さを変えられる台を選びます。

高さの目安は、立ったときの前足の付け根から胸の下のあたりです。

庭にすわる二頭の犬
同じ場所で飲んでも、合う高さは同じではありません

高さの合わせ方には、広く使われている目安があります。その子をいつもの場所で自然に立たせて、床から胸の下、または前足の付け根のあたりを見るというものです。器のふちがその高さの近くに来ると、首や前足に極端な角度がつきにくくなります。

別の見方として、床からひじまでの高さを測り、器のふちがその高さかやや低めに来るように合わせるという説明もされています。どちらも、測るのは器ではなく、その子の体という点は同じです。

つまり、体格が違えば数字も違います。 一つに決めようとしている限り、この話は終わりません。置き場所の考え方は置き場所の決め方にまとめました。

うちの子が水を飲む姿を、横から一度ちゃんと見てください。 正面からだと角度が分かりません。横に回ると、首が下がりすぎているのか、逆に伸び上がっているのかがすぐに見えます。ここが分かれば、台の高さはあとから合わせられます。

判断軸は4つ。体格差、飲む時間、置ける場所、洗う手間

条件 器を分ける 一つで高さを変える
体格差 大きい 小さい
飲む時間 同時に来る ずれて来る
置ける場所 二か所とれる 一か所しかない
洗う手間 増えてよい 増やしたくない
取り合い 起きている 起きていない

左に二つ以上寄るなら、器を分けるほうが結果的に楽になります。

窓の外を見ている小型犬
低いほうの子に合わせると、大きい子が下を向きます

取り合いが起きているなら、高さの前にそちらです。 台をどう選んでも、順番待ちの状態は変わりません。置き方の工夫は多頭で取り合いになるときの置き方にまとめています。

飲む時間がずれる組み合わせなら、一つの器で高さを変えるやり方が成り立ちます。 ただし、そのつど高さを変えるのは現実的ではないので、中間の高さで両方が無理をしない範囲に収まるかを先に見てください。

洗う手間は見落とされがちですが、毎日のことです。器が二つになると、洗う回数も二倍になります。 そこを引き受けられるかどうかで、選べる道が変わります。

うちの子たちが同時に来るのか、ずれて来るのかは、数日見れば分かります。 朝の一回だけでも構いません。同時に来る組み合わせなら、高さの前に場所を分けるほうが先になります。

台を見るときの順番。高さの次に、動かないこと

台を見る順番

  • それぞれの子を、いつもの場所で自然に立たせます。
  • 床から前足の付け根、または胸の下までを測ります。
  • その高さと、いまの器のふちの位置を見比べます。
  • 差が大きいほうの子から、台の高さを決めます。
  • 台の上に器を置いて、実際に飲む姿を見ます。
  • 背中が丸まりすぎていないか、前足を大きく開いていないかを見ます。
  • 台が動かないか、体重をかけたときの安定を確かめます。

五番目と六番目が本番です。 数字を合わせても、実際の飲む姿が答えです。ここでむせたりこぼしたりするなら、高さを一段動かしてください。

安定については、器の重さではなく、その子が押したときに動くかどうかで見ます。前足をかける子がいる場合は、その体重に耐える形かどうかまで見てください。

給餌の台と考え方は共通しています。置き台の高さの決め方も合わせて見ると、家の中の高さがそろいます。

うちの子が台に前足をかける癖があるなら、その動きも含めて安定を見てください。 立って飲むだけを想定した台は、体重が片側にかかると動きます。動いた台は、次から使われなくなります。

向かない場面と、気をつけたいこと

この考え方が当てはまらないとき

  • 成長期の子がいる場合。 高さが数か月で変わります。固定の台は合わなくなります。
  • シニア期の子がいる場合。 体格ではなく、その日の状態で楽な高さが変わります。
  • 器を持ち上げて遊ぶ子がいる場合。 台に乗せると落ちる高さが増えます。
  • 床がすべる場所の場合。 台の下がすべると、高さの話が意味を持ちません。
  • マズルの長さが大きく違う場合。 高さより、器の深さのほうが効きます。

最後の一つは見落とされやすいところです。同じ高さでも、器が深いと届き方が変わります。 深さの話は皿の深さとマズルの長さにまとめました。

シニア期についてはシニアの高さの見直しを見てください。多頭のうち一頭だけが年を重ねている場合、そこだけ別に考えるほうが無理がありません。

それから、飲む姿勢がふだんと違う、むせることが増えたといった変化があるときは、台の高さの話ではないかもしれません。 気になるときは、かかりつけの動物病院にご相談ください。

あなたの場合、どうするか

  • 体格差が大きくて場所が取れるなら、器を二つに分けます。いちばん確実です。
  • 場所が一か所しかないなら、高さを変えられる台を探してください。
  • 成長期の子がいるなら、固定の高さは避けます。数か月でずれます。
  • すべる床なら、台より先に滑り止めを入れます。
  • 取り合いが起きているなら、高さではなく置き場所を分けるところからです。
窓辺に並ぶ木のスツール
高さを変えられるかどうかが、いちばんの分かれ目です

高さを変えられる台は、成長期や多頭のいるお住まいで役に立つとよく言われます。理由は単純で、一度買ったあとに合わせ直せるからです。二頭ぶんの高さが違うという状況は、まさにその場面にあたります。

どちらの子にも無理のない姿勢で水を飲んでほしい、という気持ちで調べていると思います。その気持ちに対する答えは、たいてい「一つに決めない」のほうにあります。

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選ぶときに確認しておくこと

  • 高さを変えられるか。 段の数と、変えるときの手間を見ます。
  • 滑り止めがついているか。 台の下と、器の乗る面の両方です。
  • 体重をかけても安定するか。 前足をかける子がいる前提で見ます。
  • 洗いやすい形か。 水がこぼれる場所なので、拭ける形かどうかが効きます。
  • いまの器が乗る大きさか。 器の底の直径を先に測っておきます。

この四つに洗いやすさを足した見方は、台を選ぶときの基本としてよく挙げられます。 高さだけを見て買うと、置いたあとに拭けなくて困ることがあります。

仕様は製品ごとに違います。買う前に、メーカーの公式情報で寸法と耐荷重をご確認ください。 ここに書いたのは、確認する場所の順番です。

うちの子の器の底の直径は、買う前に測っておいてください。 台の上面が足りないと、器のふちが外に出て、押したときに落ちます。これは戻せない失敗ではありませんが、防げる失敗です。

よくある質問

高さは何センチにすればよいですか。

数字ではなく、その子の体から決めてください。 床から前足の付け根、または胸の下のあたりを測り、器のふちがその高さの近くに来るように合わせます。体格が違えば、合う高さも変わります。

台を一つにして、中間の高さにするのは無理がありますか。

体格差が小さければ成り立ちます。 実際に飲む姿を見て、背中が丸まりすぎていないか、前足を大きく開いていないかを確かめてください。どちらかが明らかに無理をしているなら、分けるほうが落ち着きます。

台を置いたら、こぼす量が増えました。

高さが合っていないか、台の上で器が動いています。 まず台と器のあいだに滑り止めを入れてください。それでも変わらないときは、高さを一段下げて飲む姿を見比べます。

この記事は、多頭で体格が違うときの給水器の台の選び方を整理したものです。適した高さは体格と体の状態によって変わります。寸法や耐荷重の確認は各製品のメーカー公式情報でお願いします。飲む姿勢や飲水の量に気になる変化がある場合は、かかりつけの動物病院にご相談ください。

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