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並べる間隔で解けるのは、こぼれだけです

室内で犬に食事をあげている人

食器を二つ並べているけれど、先に食べ終わった子がもう片方をのぞきに行く。 間隔をどれくらい空ければいいのか、そこで迷っている方に向けて書いています。

先に結論を書きます。間隔で解けるのは、こぼれや器の当たりだけです。 横取りが起きているなら、同じ部屋で離すだけでは足りません。食べ終わった子がすぐ移動できてしまうからです。この記事では、間隔で解けることと解けないことを分けます。

目次

結論:横取りが出ているなら、間隔ではなく場所を分けます

この記事の結論

間隔で解けるのは、こぼれ、器の当たり、体のぶつかりです。

横取りは、同じ部屋で離すだけでは解けません。

食事のときは、場所を分ける・時間をずらす・そばで見る、の三つが基本とされています。

うなる、身を固くするといった様子があるなら、間隔の話にしないでください。

室内で犬に食事をあげている人
並べ方は、食べ終わる速さの差で決まります

多頭でお住まいの場合、それぞれが落ち着いて食べられるよう、別々の場所を用意することがすすめられています。 同じ部屋で器の距離を離すだけだと、食欲旺盛な子がすぐ食べ終えて、もう片方のところへ移動してしまうと説明されています。

つまり、間隔は距離の問題ではなく時間の問題です。何十センチ離しても、数秒で歩ける距離であることに変わりはありません。

それでも間隔に意味がないわけではありません。 器が当たる、体がぶつかる、こぼれた粒が混ざる。こういうことは間隔で解けます。分けて考えてください。

うちの子たちがそれぞれ落ち着いて食べ終われているか。 判断の基準はそれだけです。間隔の数字を探しているうちは、たいてい答えが出ません。

判断軸は4つ。食べ終わる速さの差、様子、部屋の広さ、器の形

条件 間隔で足りる 場所を分ける
食べ終わる速さ ほぼ同じ 大きく違う
様子 気にしない のぞきに行く
体の向き 背中合わせにできる 向かい合ってしまう
部屋の広さ 器の外にも余裕がある 器を置くだけで一杯
器の形 浅くて広い 深くて倒れやすい

右に一つでも当てはまるなら、間隔を広げるより場所を分けてください。

並んですわる二頭の犬
仲がよくても、食事のときは別のことがあります

背中合わせにできるかどうかは、意外と効きます。 向かい合わせだと、顔を上げたときに相手が視界に入ります。同じ間隔でも、向きを変えるだけで落ち着くことがあります。

食べ終わる速さの差は、数日見れば分かります。 差が大きいなら、間隔をどれだけ広げても、先に終わった子には時間があります。

多頭で分けられるかどうかは多頭で分けられるかにまとめました。給餌器そのものを分けるかどうかの話です。

器の形も、思ったより効きます。 深くて狭い器だと、顔を上げる回数が増えます。顔を上げるたびに相手が見えると、食べるより見張るほうに気が向きます。

置き方の手順。向きを決めてから、間隔を決めます

二つ並べるときの順番

  • まず、二頭が向かい合わない向きを探します。 壁を背にできると落ち着きます。
  • その向きで、器の外に一頭ぶんの余裕があるかを見ます。
  • 余裕があれば、そこが間隔の下限です。 体が当たらない幅にしてください。
  • 実際に食べさせて、横から見ます。
  • 器が動く、体が当たるなら、間隔を広げます。
  • のぞきに行く様子があるなら、間隔ではなく場所を分けます。
  • 分けたあとも、そばで見ていてください。

向きを先に決める、というのがこの手順の要です。 間隔から決めると、部屋の形に合わずに窮屈になります。向きが決まれば、置ける幅も自然に決まります。

そばで見る、というのは基本の一つとして挙げられています。 場所を分けても、食べ終わるまで見ていられると、そのあとの移動にも気づけます。

食べ残しの見方は食べ残しを位置で見るにまとめました。間隔を変えた週は、残り方も変わることがあります。

横から見る、というのを飛ばさないでください。 上から見ていると、体が当たっているかどうかが分かりません。しゃがんで同じ高さから見ると、窮屈さがはっきりします。

間隔で解けないこと、向かない条件

この考え方が当てはまらないとき

  • うなる、身を固くするといった様子がある場合。 間隔の話ではありません。
  • 食べる速さが大きく違う場合。 先に終わった子には時間があります。
  • 部屋が狭くて、器を置くだけで一杯の場合。 時間をずらすほうが確実です。
  • 片方が食べない日がある場合。 その日は分けて、様子を見てください。
  • 体格が大きく違う場合。 高さのほうが先に効きます。

最初の一つは、はっきり分けてください。 食べ物をめぐって身構える様子が続くときは、置き方の工夫では収まりません。かかりつけの動物病院や、専門家にご相談ください。

時間をずらすのは、部屋が狭いお住まいで現実的な手です。 場所を分けられなくても、順番に食べさせれば重なりません。基本の三つのうちの一つとして挙げられています。

体格が違うときは多頭で高さを変える台の選び方を先に見てください。高さが合っていないと、間隔をどうしても落ち着きません。

あなたの場合、どうするか

  • 食べ終わる速さがほぼ同じなら、体が当たらない幅で足ります。
  • 差が大きいなら、間隔ではなく場所を分けてください。
  • 部屋が狭いなら、時間をずらすほうが確実です。
  • 向かい合ってしまうなら、向きを変えるだけで変わることがあります。
  • 身構える様子があるなら、置き方の話にしないでください。
床の上のメジャー
間隔を測る前に、見ておくことがあります

器が動くことが原因で近づいてしまう、という場面もあります。 滑る器は、食べているうちに横へ移動します。滑り止めを一枚入れるだけで、間隔が保たれることがあります。

うちの子たちが並んで食べる姿を見たい、という気持ちはよく分かります。ただ、並べることが目的になると、どちらかが我慢することになります。 落ち着いて食べられているかどうかを先に見てください。

そばにいるか迷うなら

考え方は食べ終わるまでそばにいるかにまとめました。

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選ぶときに確認しておくこと

  • 滑り止めがついているか。 動く器は、間隔を保てません。
  • 深さが体格に合っているか。 深いと、顔を上げる回数が増えます。
  • 二つ並べて置ける幅があるか。 置き場所の内寸を先に測ります。
  • 色や形で見分けがつくか。 同じ器だと、家族が取り違えます。
  • 洗いやすい形か。 二つになると、毎日の手間が二倍になります。

見分けがつくかどうかは、量を分けているお住まいで効きます。 同じ器を二つ買うと、どちらが誰のぶんか分からなくなります。色を変えるか、置き場所を固定してください。

仕様は製品ごとに違います。買う前に、メーカーの公式情報で寸法をご確認ください。 ここに書いたのは、確認する場所の順番です。

よくある質問

何センチ離せばよいですか。

数字では決まりません。 体が当たらない幅が下限で、それ以上は横取りが起きるかどうかで判断します。のぞきに行く様子があるなら、どれだけ離しても足りません。場所を分けてください。

同じ部屋で離すだけではだめですか。

食べ終わる速さがほぼ同じなら成り立ちます。 差が大きいと、先に終わった子がもう片方のところへ移動してしまう、と説明されています。速さの差を数日見てから決めてください。

仲がよいので大丈夫だと思うのですが。

ふだんの仲と、食事のときの様子は別に見てください。 ふだんは並んでいられても、食べ物が前にあると変わることがあります。うなる、身を固くするといった様子があるときは、置き方の工夫ではなく相談に進んでください。

この記事は、犬の食器を二つ並べるときの間隔の決め方を整理したものです。適した置き方は体格と関係によって変わります。食事のときに身構える様子が続く場合や、食べる量に気になる変化がある場合は、かかりつけの動物病院にご相談ください。

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