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自動給餌器のトレーの洗い方。乾かし方まで含めた5つの手順

流水で食器を洗う手元。トレーはぬめりが残らないよう洗う

毎日さっと水で流していたトレーを、あるとき指でなでたら、うっすらぬめりが残っていました。見た目ではまったく分かりませんでした。

ドライフードにも油分は含まれています。 水で流しただけでは落ちきらず、少しずつ蓄積します。この記事では、トレーの洗い方と、それ以上に差がつく乾かし方をまとめます。

目次

結論:洗うより、乾かすほうが効く

この記事の結論

洗剤で油分を落とし、しっかりすすぐ。 ここまでは食器と同じです。

差がつくのは乾燥です。 濡れたまま戻すと、そこに粉が付いて固まります。完全に乾いてから戻すことが、次の汚れを減らします。

流水で食器を洗う手元。トレーはぬめりが残らないよう洗う
こすり洗いより、すすぎと乾燥で差がつきます

乾かす時間を確保できないことが、実際のつまずきです。 次の給餌時間が迫っていると、濡れたまま戻すことになります。だから予備のトレーがあるかどうかが、運用の質を決めます。

毎日の全分解は現実的ではありません。 日々は器の部分だけ、週に一度は分解して奥まで、という二段構えにすると続きます。完璧を目指すより、続けられる形にしてください。

うちの子はこのトレーに顔を入れます。 洗ったあとに水気が残っていると、次のフードがそこで湿ります。きれいにすることと、乾かすことは別の作業です。 手を抜きやすいのは、たいてい後ろのほうです。

判断軸は4つ。どこに何が残るか

部位 残るもの 落とし方
トレーの表面 油分によるぬめり 洗剤とスポンジ
トレーの角・溝 粉が固まったもの 柔らかいブラシ
受け口のふち 粉と油分の混じったもの 布で拭き取ってから洗う
排出口の内側 粉の付着 乾いた布。水は避ける機種が多い
本体の接地面 落ちた粒とほこり 乾拭き

水を使ってよい部位と、乾拭きだけの部位を分けて考えてください。

「トレーの角・溝」の角と溝が、最も残りやすい場所です。 スポンジでは届かないので、使い古した歯ブラシのような柔らかいブラシがあると早く済みます。硬いブラシは表面を傷つけるので避けてください。

「排出口の内側」は水厳禁の部位であることが多いです。 排出口の奥にモーターや電装がある構造では、水が入ると故障につながります。洗える部品の範囲は説明書で必ず確認してください。

傷がつくと、そこに汚れがたまりやすくなります。 金属たわしや研磨剤入りの洗剤は使わないでください。落ちにくいときは、こする力ではなく、ぬるま湯につける時間で対処してください。

洗う手順

この順で洗います

  • 電源を切り、トレーを外す。 通電したまま外さないでください。
  • 残った粒と粉を捨て、乾いた布で拭く。 先に乾いた汚れを取ります。
  • ぬるま湯と中性洗剤で洗う。 熱湯は変形の原因になることがあります。
  • しっかりすすぐ。 洗剤が残らないよう、流水で十分に流します。
  • 完全に乾かしてから戻す。 水気が残っていると粉が付きます。
水切りかごで乾かされる食器。トレーは完全に乾かしてから戻す
乾ききる前に戻すと、次の汚れが早く出ます

「残った粒と粉を捨て、乾いた布で拭く」を飛ばすと、粉が水を吸って泥のようになります。 先に乾いた状態で落とせるものを落としてから水に入れる。この順番だけで、作業時間がかなり短くなります。

「ぬるま湯と中性洗剤で洗う」の温度に注意してください。 樹脂のトレーは熱に弱いことがあり、変形すると本体に収まらなくなります。食洗機に対応しているかどうかも、説明書の記載を確認してから判断してください。

「完全に乾かしてから戻す」が最後の関門です。 拭いただけでは溝に水が残ります。伏せて置いて自然乾燥させる時間を取ってください。予備があれば、その間も運用を止めずに済みます。

手を抜くデメリット、避けたい方法

この方法は避けてください

  • 金属たわしや研磨剤入り洗剤。 傷が汚れの温床になります。
  • 熱湯をかける。 樹脂の変形につながることがあります。
  • 水洗い不可の部位を洗う。 電装への浸水は故障の原因です。
  • 濡れたまま戻す。 粉が付いて固まります。
  • 洗剤のすすぎ残し。 口に入るものなので、十分に流してください。

すすぎ残しは、においとして現れることがあります。 猫が急に食べなくなったときに、洗剤の残りが原因だったという例は珍しくありません。すすぎは多めに時間をかけてください。

食べ残しが器に長く残る運用も避けてください。 特に気温の高い時期は状態が変わりやすくなります。食べきれなかったぶんは片づけ、次の給餌までに洗う習慣にしてください。

カビが気になるとき

乾かし方と保管の考え方は給水器のカビ予防と手入れにまとめました。

あなたの場合、どう回すか

あなたの状況 回し方 理由
時間が取れる 毎日トレー、週1で分解 汚れがたまらない
朝が忙しい 夜に洗って朝まで乾かす 乾燥時間を確保できる
給餌回数が多い 予備のトレーを用意する 洗浄中も止まらない
夏場 洗う間隔を短くする 状態が変わりやすい

乾かす時間をどこに置けるかで、無理のない形が決まります。

ステンレスの器にフードを入れる様子。予備のトレーがあると洗浄中も止めずに済む
予備が1つあると、洗っている間も運用が止まりません

予備のトレーは、費用のわりに効果が大きい買い物です。 洗って乾かしている間、もう1つを使える。これだけで「乾く前に戻す」という一番よくない状態を避けられます。

夜に洗う運用が、多くの家庭で回りやすいと思います。朝までの時間で自然に乾くので、乾燥を待つ手間が生活に埋まります。朝に洗おうとすると、たいてい時間が足りません。

洗ったあとに見ておくこと

  • 溝に水が残っていないか。 ここが一番乾きにくい場所です。
  • 変形やひび。 戻したときに隙間ができます。
  • 戻したあと、正しく収まっているか。 ずれると排出が乱れます。
  • 手動で1回出してみる。 組み付けの確認になります。
  • においが残っていないか。 洗剤の残りに気づけます。

「戻したあと、正しく収まっているか」と「手動で1回出してみる」はセットです。 トレーを戻す位置がずれていると、出たフードが器の外に落ちます。手動で1回出して、正しく受けられているかを見るところまでが手順です。

留守にする直前に洗うのは避けてください。 乾ききらないまま戻すことになりますし、組み付けの確認をする時間も取れません。出発の前日までに済ませて、当日は動作の確認だけにしておくと落ち着いて出られます。

ひびが入ったトレーは早めに交換してください。 隙間に汚れが入り込むと、洗っても落ちません。部品単体で買えるかどうかは、購入前に確認しておくと後々役に立ちます。

スポンジは食器用と分けるほうが気持ちよく使えます。 同じものを使うことに実害があるという話ではありませんが、油分の質が違うので、専用にしておくと洗い上がりが安定します。100円台のもので十分です。

洗ったあとの置き場所も決めておいてください。 水切りかごに他の食器と一緒に置くと、乾いたかどうかが分かりにくくなります。トレー専用の場所を1つ決めておくと、戻し忘れも防げます。

汚れが目に見えるようになってからでは遅い、というのがこの作業の性質です。 ぬめりは指で触って初めて分かるもので、見た目には現れません。だから頻度を決めて、機械的に回すほうが確実です。判断を都度に委ねると、必ず間隔が空いていきます。

床の汚れも気になるなら

落ちる範囲から決める話は給餌器まわりの食べこぼしにまとめました。

よくある質問

洗剤は何を使えばいいですか。

食器用の中性洗剤で問題ないとされる製品が一般的ですが、使用できる洗剤は説明書に記載があります。研磨剤入りや塩素系のものは表面を傷めることがあるため避け、すすぎは十分に行ってください。

食洗機で洗えますか。

対応している部品とそうでない部品があります。樹脂は熱で変形することがあるため、説明書に食洗機対応の記載があるかを確認してください。記載がない場合は手洗いをおすすめします。

どのくらいの頻度で洗いますか。

使い方や季節によって変わりますが、器に触れる部分は日々、分解できる範囲は定期的に、という二段構えが続けやすい形です。食べ残しが出る場合は、そのつど片づけてください。

この記事は手入れの手順を整理したものです。洗える部品の範囲、対応する洗剤、食洗機の可否は製品ごとに異なるため、取扱説明書をご確認ください。猫の食欲や体調に気になる変化がある場合は、かかりつけの動物病院にご相談ください。

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