つけっぱなしで大丈夫なのか、電気代はどのくらいなのか。買う前に気になったのがそこでした。
調べてみると、金額を断言している情報ほど当てになりません。機種によって消費電力が違い、契約している電力量単価も家庭ごとに違うからです。この記事では金額を書く代わりに、自分の機種で計算する式と、数字をどこで見つけるかを書きます。
結論:式は1つ。数字は2つ用意する
この記事の結論
1ヶ月の電気代 = 消費電力(W) ÷ 1000 × 24時間 × 30日 × 電力量単価(円/kWh)
必要な数字は消費電力と電力量単価の2つだけです。前者は本体か取扱説明書、後者は検針票や電力会社の料金表で確認できます。

この式で出るのは連続運転したときの上限に近い値です。実際にはポンプが常時全力で動いているとは限らないので、出た数字より少なくなることが多くなります。
金額を先に知りたい気持ちは分かりますが、他人の数字は参考にならないというのが正直なところです。消費電力も契約単価も家庭ごとに違うので、書かれている金額をそのまま自分の家に当てはめると、実際とずれます。
判断軸になる2つの数字を、どこで見るか
| 必要な数字 | どこに書いてあるか | 見つからないとき |
|---|---|---|
| 消費電力(W) | 本体の底面ラベル、取扱説明書の仕様欄、商品ページの仕様表 | メーカーの窓口に型番を伝えて確認する |
| 電力量単価(円/kWh) | 検針票、電力会社のマイページ、契約中の料金プラン表 | 契約プランのページに記載がある |
| 1日の運転時間 | 常時通電なら24時間 | タイマー運用なら実際の時間 |
| 日数 | 計算したい期間 | 30日または実際の日数 |
上の2つが分かれば計算できます。推測の数字を入れないでください。
電力量単価は家庭ごとに違います。 同じ機種でも、契約プランが違えば金額は変わります。だから他人の記事に書いてある金額は、そのままでは自分の家に当てはまりません。
検針票が手元にない場合は、電力会社のマイページでも確認できます。ログインすれば契約中のプランと単価が表示されます。単価は改定されることがあるので、古い数字を使わないようにしてください。
計算する手順

消費電力が本体に書かれていない場合は、型番を控えてメーカーに問い合わせるのが確実です。同じシリーズでも版によって違うことがあるので、似た機種の数字で代用しないでください。
計算した結果はメモに残しておくと役に立ちます。 買い替えを検討するときに、候補の機種と比較できます。差がわずかなら、電気代以外の条件で選んだほうが合理的だと判断できます。
W(ワット)とkWh(キロワットアワー)を混同しないでください。 Wは瞬間の消費、kWhは時間をかけた消費量です。式で1000で割り、24を掛けているのは、この2つの単位をそろえるためです。ここを間違えると桁がずれます。
電気代だけを見るデメリット
見落としやすい費目
- 交換フィルター代。 定期的に必要になるので、年間で見ると無視できません。
- ポンプなどの交換部品。 消耗したときの費用です。
- 水道代。 量としては小さいものの、こぼれる分も含まれます。
- 買い替えの周期。 本体価格を使用年数で割ると、年あたりの費用が出ます。
年間で見ると、電気代よりフィルター代のほうが大きくなる場合があります。 電気代だけを比べて機種を選ぶと、あとで消耗品の費用に驚くことがあります。判断するなら、費目を並べて比べてください。
年間の費用を見積もる
電気代・フィルター代・買い替え費用をまとめて見積もる方法は給水器の年間ランニングコストにまとめています。
費目を並べて比べることをおすすめします。電気代、フィルター代、本体の買い替え。この3つを年額で並べると、どこを削れば効くのかが見えます。多くの場合、削りどころは電気代ではありません。
あなたの場合、次にすること
| いまの状況 | 次にすること |
|---|---|
| すでに使っている | 本体の消費電力を確認し、検針票の単価で計算する |
| これから買う | 候補機種の仕様表から消費電力を控えて比較する |
| 消費電力が分からない | 型番を控えてメーカーに問い合わせる |
| 電気代が思ったより高い | 他の家電と合わせて見直す。給水器単体では小さいことが多い |
推測で不安になるより、一度計算してしまうほうが早く片づきます。

一度計算すれば、以後は気にしなくてよくなります。 数字が出ていれば、高いか安いかを自分で判断できます。分からないまま気にし続けるほうが、負担としては大きいです。
買い替えを検討している場合は、候補の消費電力を並べてみてください。差が大きければ電気代も判断材料になりますが、多くの機種では差がわずかです。その場合は静かさや手入れのしやすさで選ぶほうが、生活の満足度に直結します。
つけっぱなしにするかどうか
- 多くの機種は連続運転を前提に作られています。 取扱説明書の記載を確認してください。
- こまめに切ると水が動かない時間ができます。 水の状態に影響することがあります。
- 空回りは避けてください。 水位が下がった状態での運転は、機器の負担になります。
- タイマー運用は取扱説明書を確認してから。 想定されていない使い方の場合があります。
電気代を下げるために運転を止めるのは、優先順位として後ろです。金額として大きくないことが多いうえに、水の状態や機器への影響が出る可能性があります。まず計算して、金額を確かめてから考えてください。
気になる場合は、使っていない家電を1つ見直すほうが効果が大きいこともあります。給水器は小さな消費電力の機器なので、家全体で見ると占める割合は限られます。
最後に、節約のために猫が飲む機会を減らすのは本末転倒です。給水器を使っている理由は、水を飲みやすくすることにあります。費用を見直すなら、その目的を損なわない範囲で考えてください。
計算してみると拍子抜けすることが多い項目です。不安の正体は金額ではなく、分からないことのほうだった、というのがよくある結末です。数字が出た時点で、この心配は終わります。
電源の方式から見直すなら
コード式と電池式の違いは猫の給水器のコードレスと電池式の比較にまとめました。
よくある質問
だいたい月にいくらくらいですか。
機種の消費電力と、ご契約の電力量単価によって変わるため、一律の金額はお示しできません。この記事の式に、お使いの機種の消費電力とご家庭の単価を入れて計算してください。数字はどちらも取扱説明書と検針票で確認できます。
消費電力が本体に書かれていません。
取扱説明書の仕様欄、または商品ページの仕様表に記載されていることがあります。見つからない場合は、型番を控えてメーカーの窓口にお問い合わせください。似た機種の数値で代用すると、誤差が大きくなる可能性があります。
夜だけ電源を切ってもいいですか。
製品によって、連続運転を前提としているものがあります。取扱説明書に運転についての記載があれば、それに従ってください。記載がない場合は、メーカーの窓口にご確認ください。
この記事は電気代を自分で計算する方法を整理したものです。具体的な金額は機種と契約内容によって異なります。消費電力は取扱説明書、電力量単価は検針票または電力会社の料金表でご確認ください。
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