居間にいたと思ったら、廊下で寝ている。日中に何度も場所を移る子です。 水はどこに置けばよいのか、迷う場面です。
増やす前に、長くいる部屋を決めてください。
この記事では、一か所で足りる家と、増やしたほうがよい家を分けます。
結論:まず長くいる部屋に置き、足すのはそのあとです
この記事の結論
一日でいちばん長くいる部屋に置いてください。
そこに来るまでに階段や段差があるなら、もう一か所足します。
増やしたぶんは、どちらも同じ扱いにしてください。
人が通る道の上には置かないでください。

部屋を移る子に合わせて、器を増やしたくなります。ただ、増やすと管理も増えます。替える手間も、見る場所も倍になります。
だから、最初の一手は増やすことではありません。一日のうちでいちばん長くいる部屋を決めることです。そこに置いてあれば、多くの家はそれで足ります。
長くいる部屋は、こちらの思い込みとずれることがあります。日中にどこで寝ているかを、二、三日ぶん思い出してみてください。朝と午後で違う部屋にいることもあります。
足すかどうかの分かれ目は、その部屋に来るまでの道です。階段や段差を越えないと来られないなら、もう一か所あると楽になります。
ケージを扱う店の案内では、給水の位置は人通りの少ない静かな場所や、うちの子の居場所の中を選び、人や体が触れやすい場所は避けるようにと書かれています。移る子の場合、この「触れやすい場所」が廊下になりがちです。
高さは、首を自然に伸ばして飲める位置が目安になります。体の大きさで変わるので、数字よりも飲んでいる姿勢を見てください。うつむきすぎているなら、少し上げる余地があります。
うちの子の側から見ると、移るのは理由があってのことです。暖かい、静か、家の人が見える。その理由ごと動いているので、水だけを別の部屋に置いても使われないことがあります。
だから、置き場所は「移った先」ではなく「長くいる先」で決めます。通り道に置くと、蹴られるか、こぼれるかのどちらかになります。
判断軸は4つ。長くいる部屋、道のり、電源、うちの子
| 見るところ | 一か所で足りる | もう一か所足す |
|---|---|---|
| 長くいる部屋 | 一つに決まる | 朝と午後で違う |
| 道のり | 段差がない | 階段や段差がある |
| 家の広さ | 一階だけで過ごす | 上下の階を使う |
| 電源 | 器の近くにある | 延ばさないと届かない |
| うちの子 | 呼べば来る | 自分で行き来する |
右の列が二つ以上あるなら、二か所目を用意してください。

長くいる部屋が一つに決まるなら、そこだけで構いません。朝は日の当たる部屋、午後は涼しい部屋という子なら、二か所あると無理がありません。
道のりは、いちばん実際的な軸です。階段を上らないと水にたどり着けない形は、年を重ねると効いてきます。いまのうちに二か所目を作っておくのも一つの手です。
電源の位置も見てください。コードを延ばして通り道を横切る形は避けたいところです。エレコムのコードレスの給水器のように、電源のない場所にも置ける形の製品もあります。
コードのある機種を使うなら、コードは壁沿いに這わせてください。部屋を移る子は、こちらの想像しない線を歩きます。壁沿いなら踏まれにくくなります。
最後の軸がうちの子です。呼べば来る子なら、一か所で足ります。自分で行き来する子は、行った先に水がないと、そのまま飲まずに過ごすことがあります。
置き場所そのものを決めるなら
犬の給水器の置き場所の決め方にまとめました。
二か所にするなら、どちらも同じ扱いにしてください。片方だけ替える日が続くと、そちらは使われなくなります。
置く順番。二、三日見てから決めます
最初の二、三日は、何も動かさなくて構いません。見るだけです。この数日で、思っていた部屋と違うことが分かることがあります。
一か所目を決めたら、通り道の外に置いてください。部屋の真ん中は、人が回り込む場所になります。壁際や家具の横のほうが落ち着きます。
飲む姿勢は、後ろから見ると分かりやすいところです。前足を踏ん張ってうつむいているなら、少し高さを足す余地があります。
一週間動かさないのは、うちの子が場所を覚える時間を取るためです。途中で動かすと、覚え直しから始まります。
二か所目を足すのは、別の部屋で長く過ごす日が続いてからです。一日だけなら、様子見で構いません。
二か所にしたら、替える日を合わせてください。片方が古い水のまま残っていると、どちらを飲んでいるのかも分からなくなります。
替える手間が倍になるのが気になるなら、二か所目は小さいものにする手もあります。同じ大きさでなくても構いません。
うまくいかない条件と、やらないほうがよいこと
気をつけたいこと
- 移った先を追って、器を持ち歩くこと。
- 通り道の真ん中に置くこと。
- コードを部屋の中央に延ばすこと。
- 二か所のうち片方だけを替えること。
- 飲む量や様子に気になる変化があるときは、かかりつけの動物病院に相談してください。
器を持ち歩くのは、いちばんつらい形です。こちらが疲れるだけでなく、うちの子の側も場所を覚えられません。置く場所は固定して、体が動くほうに合わせます。
通り道の真ん中は、こぼす原因になります。部屋を移る子は、同じ道を何度も通ります。その線の上に器があると、いつか当たります。
コードを部屋の中央に延ばすのも避けてください。うちの子が引っかけるだけでなく、こちらも引っかけます。壁沿いか、電源の要らない形を選んでください。
二か所のうち片方だけを替えるのは、よくある形です。気づかないうちに、片方が「置いてあるだけ」になります。替える日を合わせれば起きません。
もう一つ、増やしたのに飲まないからといって、すぐ片づけるのも早すぎます。場所を覚えるまでに数日かかります。一週間は置いてみてください。
飲む量が減ったように見えるときや、様子に気になる変化があるときは、置き場所の話と分けて見てください。気になるときは、かかりつけの動物病院に相談してください。
あなたの場合、どうするか
- 長くいる部屋が一つなら、そこだけで足ります。
- 朝と午後で部屋が違うなら、二か所にしてください。
- 階段を使うなら、上と下の両方に置いてください。
- 電源が遠いなら、電源の要らない形を探してください。
- 通り道に置いているなら、壁際にずらしてください。
- うつむいて飲んでいるなら、高さを少し足してください。

上から順に当てはめてください。二か所にするかどうかで迷ったら、階段の有無で決めると外れにくいです。
うちの子を第一に置くと、決め手は「行った先で飲めるか」です。増やすことが目的ではありません。
二か所にしたときに決めておくこと
- 替える日。 二か所とも同じ日にします。
- 見る順番。 どちらを先に見るかを決めます。
- 大きさ。 二か所目は小さくても構いません。
- 拭くものの置き場所。 部屋ごとに一つ置きます。
- 家族の分担。 部屋ごとに担当を分けるかを決めます。
この五つを決めておくと、二か所でも手間が思ったほど増えません。決めないままだと、片方が忘れられます。
見る順番を決めるのは、朝の動きを固定するためです。起きて最初に見る器を決めておくと、もう片方も自然に続きます。
拭くものは部屋ごとに置いてください。取りに行く距離があると、その場を離れるあいだにうちの子が来ます。
家族で分担するなら、部屋ごとに分けるほうが分かりやすいです。日ごとに分けると、どちらが替えたか分からなくなります。
よくある質問
部屋を移るたびに器も運んだほうがよいですか。
運ばないでください。 場所を覚えられなくなります。長くいる部屋に固定して、必要なら二か所目を足すほうが続きます。
二か所に置くと、どちらも飲まなくなりませんか。
替える日を合わせれば、多くは落ち着きます。 片方だけ古い水のままだと、そちらは使われなくなります。二か所を同じ扱いにしてください。
廊下に置いてはいけませんか。
人が通る道の上は避けてください。 ケージを扱う店の案内でも、人や体が触れやすい場所は避けるようすすめられています。壁際や家具の横にずらすだけで変わります。
この記事は、家の中を移動して過ごす犬に給水器をどう置くかを整理したものです。寸法や電源の要否は製品によって違うため、最終的な確認はお使いの製品の取扱説明書やメーカーの公式情報でお願いします。飲む量や様子に気になる変化がある場合は、かかりつけの動物病院にご相談ください。
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