給水器が何か鳴らしたはずなのに、台所の家電か、給水器か分からない。どちらだったか確かめに行くたびに手が止まります。
聞き分けるのは音の高さではなく、鳴り方の形です。鳴る・止まるの時間の形を見てください。
この記事では、報知音の規格が何を使って意味を伝えているかと、聞き分ける形の決め方を書きます。
結論:鳴り方の形で聞き分けます
この記事の結論
音の高さではなく、鳴る・止まるの時間の形で聞き分けてください。
報知音の規格は、周波数が一定のビープ音に適用できるものとして定められています。
家の中の別の音は、報知音にとって妨害音です。妨害音を考慮した音圧レベルの規格は別にあります。
音量を上げるのは最後です。まず鳴り方を書き留めてください。

台所で何かが鳴る。洗濯のものが鳴る。給湯のものが鳴る。そこへ給水器の音が混ざると、どれが鳴ったのか分からなくなります。
確かめに行く手間そのものは小さいのですが、一日に何度も起きると、だんだん聞き流すようになります。聞き流すのが、いちばん困ります。
ここで、音の高さで区別しようとしないでください。家電の報知音は、もともと高さで分けるようには作られていません。
消費生活用製品の報知音については規格があります。視覚や聴覚の障害の有無に関係なく、製品の操作や状態を知らせる音を定めたもので、周波数が一定のビープ音に適用できるものとされています。
つまり、高さは一定という前提で組まれています。だから、高さで分けようとすると行き止まりになります。
では何で分けるか。鳴る・止まるの時間の形です。
聴取実験の報告では、鳴る・止まるの時間のパターンと、想定される機能のイメージが一致したとされています。短く二回、長く一回、短く三回。この形が意味を運びます。
だから、覚えるのは「ピッ」ではなく「ピッピッ」です。回数と長さを書き留めるだけで、確かめに行く回数が減ります。
次に、家の中の別の音です。報知音の側から見ると、これは妨害音にあたります。
妨害音と、聴覚の加齢変化を考慮した音圧レベルについては、別の規格が扱っています。音が混ざることは、はじめから織りこまれている問題です。
だから、ここで音量を上げたくなります。ただ、上げると今度は家の中が落ち着きません。うちの子が驚くこともあります。
順番は、鳴り方を覚える、重なる時間を外す、それでも分からないときに音量を見る、です。
最後に、通知を切ることについて。全部は切らないでください。 残すのは、すぐ動く必要があるものだけです。
水が足りない、という知らせは残す。更新がありました、という知らせは切る。この分け方で、鳴る回数そのものが減ります。
鳴る回数が減れば、似ていても困りません。聞き分ける前に、鳴る数を減らすのがいちばん効きます。
判断軸は4つ。鳴り方、重なる時間、鳴る場所、説明書の一覧
- 鳴り方:何回鳴るか。長く鳴るか、短く鳴るか
- 重なる時間:似ている音が鳴る時間帯と、重なっていないか
- 鳴る場所:本体から鳴るのか、手元の画面から鳴るのか
- 説明書の一覧:音の種類と意味が書かれているか
一つめで、ほとんど片づきます。回数と長さを書き留めるだけです。
二つめは、時間をずらせるかの話です。給水器の知らせの時刻を動かせる機種なら、台所の音と重ならない時間に移せます。
三つめは、聞き分けの手がかりになります。本体から鳴るなら、方向で分かります。手元の画面なら、方向は使えません。
四つめは、読むだけで終わります。書かれていないときは、自分で一度鳴らして書き留めてください。
四つを見れば、音量を上げずに済むことが多いです。
聞き分ける形の決め方
紙に三行だけ書きます。覚えるのではなく、貼っておくほうが続きます。

給水器の音の形を書く
短く二回なのか、長く一回なのか。回数と長さを、聞いたとおりに書いてください。
似ている音の形も書く
台所のものでも、洗濯のものでも、鳴り方を並べて書きます。並べると、違いのほうが先に目に入ります。
残す通知を決める
すぐ動く必要があるものだけ残します。知らせの数が減れば、似ている問題そのものが小さくなります。
三行を、給水器の近くか、冷蔵庫の扉に貼ってください。家族の誰が聞いても同じ判断になります。
書いたあと一週間で、確かめに行く回数が変わったかを見てください。変わらないなら、時間をずらす段に進みます。
うまくいかない進め方と、やらないほうがよいこと
やらないほうがよいこと
- 先に音量を上げる。 家の中が落ち着かなくなります。うちの子が驚くこともあります
- 通知を全部切る。 気づくための手がかりが一つも残りません
- 音の高さで覚えようとする。 報知音は周波数が一定のものとして規格が組まれています
- 鳴ったかどうかを記憶に頼る。 似ている音のあとでは、思い出せません
- 別の家電の音を消して回る。 必要な知らせを消すことになります
多いのは一つめです。聞こえにくいから聞き分けられない、と思えてしまいます。
ただ、問題は大きさではなく形です。形を覚えるほうが、音量を上げずに片づきます。
二つめは、うるさくて切ってしまう形です。切るなら、すぐ動く必要があるものだけ残してください。
四つめは、あとで困ります。鳴ったかどうか分からないまま一日が過ぎると、水位を見に行く回数が増えます。
もう一つ、家族に口で伝える形があります。音は言葉にしづらいので、紙に書いて貼るほうが伝わります。
あなたの場合、次にすること

一つめから三つめで、十分ほどです。四つめが、鳴る数そのものを減らします。
一週間たってから、確かめに行く回数が変わったかを見てください。変わらないなら、鳴る時刻を動かす段です。
聞こえ方そのものについて気になることがあるときは、道具の話にせず、医療機関にご相談ください。
家中で知らせの音が鳴る日なら
人が全室に入る日の支度を、点検の日に先に片づけておく形にまとめました。
似ている音を分けられるようになると、鳴ったときにすぐ動けます。うちの子の水が足りない知らせを、聞き流さずに済みます。
やることは紙三行だけです。買い替えも設定の作り直しも要りません。
よくある質問
音の高さで区別できないのですか。
高さより、鳴り方のほうが手がかりになります。 消費生活用製品の報知音についての規格は、周波数が一定のビープ音に適用できるものとして定められています。研究では、鳴る・止まるの時間のパターンと、想定される機能のイメージが一致したと報告されています。
音量を上げれば解決しますか。
最後にしてください。 家の中の別の音は、報知音にとって妨害音になります。妨害音と聴覚の加齢変化を考慮した音圧レベルについては別の規格があります。まず鳴り方を覚えるほうが早く効きます。
通知を全部切ってよいですか。
全部は切らないでください。 残すのは、すぐ動く必要があるものだけです。切ってしまうと、気づくための手がかりが一つも残りません。
どこから覚えればよいですか。
取扱説明書の音の一覧です。 何回鳴るか、長く鳴るか短く鳴るかが書かれています。書かれていないときは、自分で鳴らして一度書き留めてください。
この記事は、給水器の通知の音が家の中の別の音と似ているときの聞き分け方を整理したものです。消費生活用製品の報知音については、視覚や聴覚の障害の有無に関係なく製品の操作や状態を知らせる音を定めた規格があり、周波数が一定のビープ音に適用できるものとされています。この規格は二〇〇二年一月に制定され、直近の改正は二〇二二年二月です。妨害音および聴覚の加齢変化を考慮した音圧レベルについては、別の規格が扱っています。鳴る・止まるの時間のパターンと、想定される機能のイメージが一致したという聴取実験の報告もあります。お使いの機種の音の種類と意味は、取扱説明書でご確認ください。聞こえ方そのものについて気になることがあるときは、医療機関にご相談ください。うちの子の飲む量や様子に気になる変化があるときは、かかりつけの動物病院にご相談ください。
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