常時つなぎっぱなしの家電が1台増えるので、電気代が気になるのは自然なことだと思います。
結論を先に言うと、計算式は単純です。 仕様欄の消費電力と、契約している電力量単価があれば出せます。この記事では、その式と、他の費目と比べたときの大きさをまとめます。具体的な金額は家庭ごとに違うので、ここでは数字を書きません。
結論:式は1つ。数字は自分の明細から取る
計算式
1ヶ月の電気代 = 消費電力(W) ÷ 1000 × 1日の稼働時間 × 30 × 電力量単価(円/kWh)
消費電力は製品の仕様欄に記載があります。電力量単価は電気の検針票や明細に載っています。
常時通電の機器なので、1日の稼働時間は24時間として計算するのが実態に近くなります。

一般に言われている平均単価を使わないでください。 電力量単価は契約プランと時間帯で変わります。自分の明細に書かれている数字を使うだけで、計算が実態に近づきます。
消費電力の記載がない製品は、この計算ができません。 記載のない製品は、買ったあとにいくらかかるか事前に見積もれないということでもあります。仕様が具体的に書かれているかどうかは、それ自体が選ぶ材料になります。
電気代を気にして電源を切ると、うちの子が使ったあとに処理されないまま残ります。 節約の対象にするなら、止めることではなく、機種を選ぶ段階で決めるほうが無理がありません。
判断軸は4つ。消費電力が変わる条件
| 条件 | 電力への効き方 | 見るところ |
|---|---|---|
| 待機時の消費電力 | 常時かかるので影響が大きい | 仕様欄の待機電力の記載 |
| 動作時の消費電力 | 動く時間だけかかる | 定格消費電力の記載 |
| 1日の動作回数 | 頭数に比例して増える | 使う猫の数と回数 |
| 脱臭や乾燥の機能 | 常時動くと積み上がる | その機能の消費電力 |
| 通信・カメラ | 常時つながっていると効く | 機能の有無 |
動作時より、待機時の消費電力のほうが総量では効きます。

「待機時の消費電力」のほうが総量では効きます。 モーターが動くのは1日に数回、1回あたり数十秒です。24時間かかり続ける待機電力のほうが、積み上げると大きくなります。 仕様欄に待機電力の記載があれば、そちらを軸に計算してください。
「脱臭や乾燥の機能」は、常時動くタイプだと無視できません。 ファンやヒーターを持つ機種は、その分の消費電力が加わります。機能の有無で電気代は変わるので、仕様欄でどこまで含んだ数字かを確認してください。
「1日の動作回数」は頭数に比例します。 ただしモーターが動く時間は短いので、頭数が倍になっても電気代が倍になるわけではありません。 頭数が効くのは電気代より消耗品のほうです。
自分の金額を出す手順
「他の費目と並べる」を最後に置いているのには理由があります。 電気代だけを見ても、高いのか安いのか判断できません。砂・専用袋・消臭剤と並べてはじめて、どこを削るべきかが見えます。
記載が「定格消費電力」だけの場合、実際より大きく出ます。 定格は動作中の最大値なので、24時間掛けると過大になります。待機電力の記載があるなら、そちらを使うほうが実態に近くなります。 記載がなければ、多めに見積もった数字として扱ってください。
費目全体の並べ方
電気代を含めた年額の出し方は自動猫トイレの年間費用の内訳にまとめました。
電気代だけを見るデメリット、注意する条件
この点に注意してください
- 電気代だけで機種を選ばない。 年間費用の中では小さい費目です。
- 定格消費電力で24時間を掛けない。 実際より大きく出ます。
- 平均単価を使わない。 契約によって差があります。
- 消費電力の記載がない製品。 事前に見積もれません。
- 節電のために電源を抜かない。 設定が消えることがあります。
「節電のために電源を抜かない」は実務的な注意です。 待機電力を惜しんで抜くと、設定が消える機種があります。復帰の手間と、消える情報のほうが割に合いません。 常時つないでおく前提で計算に入れてください。
「電気代だけで機種を選ばない」のは、年間費用の中で占める割合が小さいからです。 専用袋や砂といった毎月の消耗品のほうが、はるかに大きく効きます。削る対象を間違えると、労力の割に効果が出ません。
あなたの場合、どこを見るか
| 気にしていること | 見るところ | 理由 |
|---|---|---|
| 月額を知りたい | 消費電力と自分の契約単価 | 式に入れれば出る |
| 機種を比べたい | 待機電力の記載 | 総量への効きが大きい |
| 費用を下げたい | 電気代より消耗品 | 削る効果が大きい |
| 多頭飼い | 消耗品の消費速度 | 電気代は比例しない |
| 脱臭機能つきを検討 | その機能ぶんの消費電力 | 常時動くと積み上がる |
電気代を下げるより、消耗品の単価を下げるほうが効果は大きくなります。

費用を下げたいなら、まず消耗品を見てください。 専用袋を入り数の多い商品に切り替える、指定の範囲内で単価の低い砂を選ぶ。こちらのほうが、電気代を気にするより効きます。
それでも計算しておく価値はあります。 数字が分かっていれば、他の家電と比べて気にする水準かどうかを自分で判断できます。分からないまま気にし続けるより、一度出してしまうほうが楽です。
計算するときに確認しておくこと
- 消費電力(W)の記載。 仕様欄にあります。
- 待機電力の記載があるか。 あればそちらを軸にします。
- その数字が何を含むか。 脱臭機能などが別計算のことがあります。
- 契約している電力量単価。 検針票か明細で確認します。
- 時間帯別プランかどうか。 単価が変わる契約もあります。
「その数字が何を含むか」は仕様欄の注記を見てください。 本体だけの値なのか、脱臭ユニットを含むのかで結果が変わります。記載が曖昧な場合はメーカーに確認できます。
「時間帯別プランかどうか」も影響します。 夜間が安いプランなら、常時通電の機器は平均単価より低く見積もれることがあります。明細の単価表を見て、自分の契約に合わせてください。
出した数字は書き留めておいてください。 一度計算しておけば、次に機種を検討するときの比較の基準になります。毎回ゼロから調べ直さずに済みますし、他の家電と並べて考えられるようになります。
電気代が想定より大きく出たときは、含まれている機能を疑ってください。 脱臭ユニットやヒーターが常時動くタイプだと、本体だけの数字とは差が出ます。仕様欄のどこまでを含んだ値かを確認すると、計算のずれが説明できます。
同じ式で他の機器も
消費電力から年額を出す考え方は給水器の電気代 1ヶ月と共通です。
よくある質問
1ヶ月いくらくらいですか。
消費電力と契約している電力量単価によって変わるため、一律の金額はお示しできません。仕様欄の消費電力(W)を1000で割り、24時間・30日・お手元の単価を掛けて計算してください。
つけっぱなしでも大丈夫ですか。
常時通電を前提とした製品が一般的です。節電のために電源を抜くと設定が消える機種もあるため、取扱説明書の記載をご確認ください。
電気代を下げる方法はありますか。
電気代は年間費用の中では小さい費目で、削れる幅も限られます。費用を下げたい場合は、専用袋や砂といった毎月の消耗品の単価を見直すほうが効果が大きくなります。
この記事は電気代を自分で計算するための式を整理したものです。具体的な金額は製品の消費電力とご契約内容によって変わるため、消費電力はメーカーの公式情報を、電力量単価はご契約中の明細をご確認ください。
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