夕方から人が来る。床にある器を、片づけておくべきか。 迷う場面です。
下げる前に、食べる時間をずらせるかを見てください。
この記事では、下げなくて済む形と、下げたほうがよい場合を分けます。
結論:時間をずらせるなら、器は動かしません
この記事の結論
うちの子が食べる時間を、来客より前に寄せてください。
食べ終わったあとなら、器を下げても変化になりません。
人の食事と重なるなら、器は下げたほうが落ち着きます。
器を下げたら、帰ったあとに同じ場所へ戻してください。

来客の日に器を下げたくなる理由は二つあります。通り道になるから。もう一つは、人の食べ物と近いからです。どちらも本当の理由です。
ただ、器そのものを動かすのは、うちの子にとっては場所が消えることです。先に試せることがあります。食べる時間を来客より前に寄せることです。
食べ終わったあとなら、器を下げても「ごはんの場所が消えた」とは受け取られにくくなります。空の器を片づけるのは、ふだんの流れと同じです。
人の食事と重なる場合は、下げるほうに寄せてください。厚生労働省の動物由来感染症のハンドブックでは、食品のある場所に近づけないようにし、食卓には上げないことが大切だと書かれています。
同じハンドブックでは、動物を触ったあとや世話をしたあとは石けんで手を洗うこと、口移しで食べ物を与えないこと、同じ食器を使わないことも挙げられています。来客にも伝えておきたいところです。
自動の給餌器を使っているなら、器だけを下げるのか、本体ごと動かすのかで話が変わります。本体を動かすと、設定した時刻に別の場所で出ることになります。器だけにしてください。
下げたときは、戻す場所を覚えておいてください。少しずれるだけで、うちの子は迷います。床に印を付けておく家もあります。
うちの子の側から見ると、来客そのものが大きな出来事です。器の移動を重ねないほうが落ち着きます。
判断軸は4つ。時間、人数、食べる場所、うちの子
| 見るところ | 器は動かさない | 器を下げる |
|---|---|---|
| 食べる時間 | 来客より前に寄せられる | 来客と重なる |
| 人の食事 | 家では出さない | 一緒に食事をする |
| 器の位置 | 通り道から外れている | 人が立つ場所にある |
| 来客の人数 | 少ない | 多くて動線が増える |
| うちの子 | 来客に慣れている | 人が来ると食べなくなる |
右の列が二つ以上あるなら、食べ終わったあとに器を下げてください。

食べる時間を寄せられるかどうかが、いちばん効きます。自動の給餌器なら、その日だけ時刻を前に動かす形でも構いません。
人の食事を一緒に出す日は、器を下げるほうに寄せてください。ハンドブックが挙げているのは、食品のある場所に近づけない、食卓には上げないという線です。
器の位置も見てください。人が立つ場所にあるなら、踏まれるか蹴られます。来客の日に限らず、置き場所を見直す合図かもしれません。
人数が多い日は、動線が増えます。少ない人数なら、通り道をひとつ空けるだけで足ります。
うちの子の様子も入れてください。人が来ると食べなくなる子なら、先に食べ終わらせるほうが確実です。
置き場所を台所にするかで迷うなら
置き場所を台所にするかどうかで整理しています。
四つの軸は、どれもその日の条件です。毎回同じ答えにならなくて構いません。
来客の日の手順。前に寄せて、空にしてから下げます
来客の時刻を確かめるところから始めるのは、寄せられるかどうかがそこで決まるからです。一時間前に食べ終われるなら、器を下げる話は要りません。
食べる時間を動かすのは、その日だけにしてください。続けて動かすと、ふだんの時間が崩れます。
食べている途中で下げるのは避けてください。来客の準備で急ぐ日ほど、ここをやりたくなります。終わるまで待ってください。
空の器を下げるときは、置き場所を覚えておいてください。写真を一枚撮っておく手もあります。
床を拭くのは、こぼれたぶんを来客が踏まないようにするためです。ついでに器のあった場所も分かりやすくなります。
来客への一言は、短く済みます。「食べ物は渡さないでください」で足ります。触ったあとの手洗いも、ハンドブックで勧められているところです。
帰ったあとは、同じ場所へ戻してください。向きまで同じにすると、うちの子が迷いません。
次の回に来るかを見てください。来なければ、時間を元に戻したうえでもう一度見ます。
うまくいかない条件と、やらないほうがよいこと
気をつけたいこと
- 食べている途中で器を下げること。
- 本体ごと別の部屋へ動かすこと。
- 来客に食べ物を渡してもらうこと。
- 帰ったあとに戻す場所を変えること。
- 食べ方や様子に気になる変化があるときは、かかりつけの動物病院に相談してください。
途中で下げるのが、いちばん残ります。うちの子にとっては、用事の途中で取り上げられたことになります。終わるまで待つだけで避けられます。
本体ごと動かすのも避けてください。設定した時刻に別の場所で出ることになり、うちの子は前の場所で待ちます。
来客に食べ物を渡してもらうのも避けたいところです。ハンドブックでは、口移しで食べ物を与えないこと、同じ食器を使わないことが挙げられています。悪気のない一口が、その日の体調に関わることがあります。
帰ったあとに戻す場所を変えるのも、この日はやめてください。来客と場所の変化が重なります。
もう一つ、下げた器を台の上に置いたままにするのは避けてください。食卓には上げないよう書かれています。床の見えない場所に置くほうが無理がありません。
来客の日のあとに食べ方が変わったように見えるときは、置き場所の話と分けて見てください。気になるときは、かかりつけの動物病院に相談してください。
あなたの場合、どうするか
- 時間を前に寄せられるなら、器はそのままで足ります。
- 人の食事と重なるなら、食べ終わったあとに下げてください。
- 器が人の立つ場所にあるなら、来客の日に限らず置き場所を見てください。
- 人数が多いなら、通り道をひとつ空けてください。
- 人が来ると食べない子なら、先に食べ終わらせてください。
- 下げたなら、帰ったあとに同じ場所と向きで戻してください。

上から順に当てはめてください。多くの家は、いちばん上の行だけで済みます。
うちの子を第一に置くと、来客の日の目標は「いつもの時間に、いつもの場所で食べ終わること」です。器を下げるのはそのあとの話です。
来客に伝えておくこと
- 食べ物を渡さないでほしいこと。 一言で足ります。
- 触ったあとに手を洗えること。 場所を教えます。
- 追いかけないでほしいこと。 特に小さいお子さんに。
- 器のあった場所。 踏まないように伝えます。
- うちの子の逃げ場。 そこへ入ったら放っておいてもらいます。
この五つは、玄関で言える長さです。長く説明するより、短く伝わるほうが守られます。
手を洗う場所は、先に教えておいてください。ハンドブックでは、動物を触ったあとの手洗いが大切だと書かれています。
逃げ場を伝えておくのは、うちの子のためです。そこへ入ったら、こちらも追わないでください。
来客の日のシーツの用意なら
来客の日に増やす枚数の決め方にまとめました。
よくある質問
器は下げたほうがよいですか。
時間を前に寄せられるなら、下げなくて足ります。 食べ終わったあとなら、空の器を片づけるのはふだんの流れと同じです。人の食事と重なる日は下げるほうに寄せてください。
本体ごと動かしてもよいですか。
器だけにしてください。 本体を動かすと、設定した時刻に別の場所で出ます。うちの子は前の場所で待つことになります。
来客が食べ物をあげようとします。
渡さないでほしいと伝えてください。 厚生労働省のハンドブックでは、口移しで食べ物を与えないこと、同じ食器を使わないことが挙げられています。触ったあとの手洗いも一緒に伝えておくと安心です。
この記事は、来客の日に犬の給餌器の器を下げるかどうかの判断を整理したものです。設定や寸法は製品によって違うため、最終的な確認はお使いの製品の取扱説明書やメーカーの公式情報でお願いします。衛生については厚生労働省の動物由来感染症のハンドブックをご確認ください。食べ方や様子に気になる変化がある場合は、かかりつけの動物病院にご相談ください。
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