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量は変わりません。洗った日に量り直さないでください

洗ったあとの空の器

器を洗った日に、出てきた量が少なく見えた。設定が狂ったのではないかと不安になります。

出る量は変わりません。変わったのは見え方です。洗った日に量り直さないでください。

この記事では、少なく見える理由と、戻すときの順番を書きます。

目次

結論:量は変わらないので、量り直さないでください

この記事の結論

出る量は機械の設定で決まっているので、器を洗っても変わりません。

少なく見えるのは、濡れた面に粒が張り付いて散らばるからです。

洗った日に量り直すと、設定そのものが狂います。

器は、完全に乾かしてから戻してください。

一回の量を決め直すときは、器ではなくフードの表示を見ます。

洗ったあとの空の器
洗ったあとは、ふちと側面まで乾かしてから戻します。

器を洗った日に、出た量が少なく見えることがあります。同じ設定なのに、底が見えている。

ここで量り直してしまうと、次の日からほんとうに量が変わります。 設定を動かしたからです。

出る量は、機械の側で決まっています。器を洗ったかどうかは、そこに関係しません。

では、なぜ少なく見えるのか。理由は三つあります。

1. 濡れた面に粒が張り付く

洗ったあとの器は、拭いても薄く湿っています。そこに粒が落ちると、ふちや側面に張り付きます。

張り付いたぶんは、真ん中の山になりません。山が小さく見えるので、量が減ったように見えます。

2. 粒の散らばり方が変わる

乾いた器では、粒は中央に寄って積まれます。湿った器では、落ちたところで止まります。

同じ量でも、広がって薄くなるぶん、見た目が変わります。

3. ふだん見ている位置が変わる

洗ったあとは、器を置き直します。向きや位置が少し変わると、いつも見ている角度から見た量も変わります。

この三つは、どれも見え方の話です。出た量そのものではありません。

一回の量を決め直したいときは、器ではなく、フードの表示のほうを見ます。農林水産省のペットフードの表示チェックシートでは、ペットフード安全法で日本語表示が義務になっている5項目として、名称、賞味期限、原材料名、原産国名、事業者名及び住所が挙げられています。

そのうえで、公正競争規約では、この5項目以外に、目的、内容量、給与方法、成分も表示することになっているとされています。給与方法のところに、量の目安が書かれています。

同じ資料の例示では、成犬体重1キログラムあたりの1日の目安量を書き、1日の給与量を2回以上に分けて与えるよう示す形式が載っています。

環境省も「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」を公開していて、平成30年8月に改訂されています。章立てに「1-3 フードの与え方」と「2-2 表示の見方」があります。

量を決め直すのは、こちらを見ながらする話です。 器を洗った日の見た目で決めるものではありません。うちの子の体や体重のことは、動物病院に相談してください。

判断軸は4つ。乾き、向き、位置、記録

  • 乾き:器が完全に乾いているか。湿っていると張り付きます
  • 向き:出口に対して、前と同じ向きで戻っているか
  • 位置:落ちる位置の真下に器の中央が来ているか
  • 記録:洗った日を書いているか。書いてあれば、見え方の変化と結びつけられます
器に入った乾いたフード
乾いた器では中央に積まれます。湿った器では広がります。

この4つを見てから、量の話をします。順番を逆にすると、設定をいじることになります。

乾きは、ふちと側面を触って確かめます。底だけ乾いていても、ふちが湿っていれば張り付きます。

向きと位置は、戻すときに一度だけ合わせれば済みます。

記録は、洗った日に一行書くだけです。あとで「あの日から少ない気がする」と思ったときに、原因が分かります。

洗ったあとに戻す順番

戻すときの順番

  • 器を洗って、ふちと側面まで乾かす(拭くだけで終わりにしない)
  • 出口の真下に、器の中央が来るように置く
  • 前と同じ向きに合わせる
  • 設定には触らない
  • 次の一回で、落ちた山の形を見る

この順番で戻せば、次の一回から山の形はもとに戻ります。

もし戻らないなら、見るのは設定ではなく出口と器の距離です。離れていると、落ちた粒が跳ねて散らばります。

乾かす時間が取れない日は、その回だけ手であげてください。設定を動かすより、そのほうが戻しやすいです。

うまくいかない進め方と、やらないほうがよいこと

やらないほうがよいこと

  • 洗った日に量り直して、設定を動かす。 次の日から本当に量が変わります
  • 濡れたまま戻す。 ふちに張り付いて、山が小さく見えます
  • 拭いただけで乾いたことにする。 側面とふちが残ります
  • 見た目で一回の量を決める。 量はフードの表示と体重から決める話です
  • 向きを変えて戻す。 落ちる位置が動いて、見え方がまた変わります

いちばん多いのは、一つめです。不安なときに設定へ手が伸びます。

二つめと三つめは、同じことです。乾いていないと、何度でも同じに見えます。

見た目で量を決めてしまうのも、あとで戻せなくなります。どこを見て決めたかを書いておくと、戻せます。

あなたの場合、次にすること

今日やること

  • 器のふちと側面を触って、乾いているかを確かめる
  • 湿っていたら、その回は手であげる
  • 乾いてから、出口の真下に中央が来るように置く
  • 設定には触らずに、次の一回の山の形を見る
  • 洗った日を一行書いておく
流し台で器を洗っている様子
乾かす時間が取れない日は、その回だけ手であげます。

これで、見え方の話と量の話が分かれます。分かれていれば、設定に手を出さずに済みます。

一回の量そのものを見直したいときは、フードの表示と、うちの子の体重から考えてください。体のことは動物病院に相談してください。

出口と器の距離が気になったら

器を二つにするときの置き方は、出口との距離で決める形にまとめました。

紙コップで量ってよいか

量ってよいかを、一度と続けてを分ける形にまとめました。

よくある質問

器を洗うと出る量が変わりますか。

変わりません。 量は機械の設定で決まっています。変わるのは、濡れた面に粒が張り付くことによる見え方です。

少なく見えたので量り直してよいですか。

その日は量り直さないでください。 洗った日に設定を動かすと、次の日から本当に量が変わります。まず乾きと向きを見てください。

拭けば戻してよいですか。

ふちと側面まで乾いてからにしてください。 底だけ乾いていても、ふちが湿っていれば粒が張り付きます。

一回の量はどこを見て決めますか。

フードの表示です。 公正競争規約では、義務の5項目以外に、目的、内容量、給与方法、成分も表示することになっているとされています。環境省のガイドラインにも「1-3 フードの与え方」と「2-2 表示の見方」の章があります。

この記事は、自動給餌器の器を洗った日に出る量が変わるかを整理したものです。ペットフード安全法で日本語表示が義務化されている5項目が名称、賞味期限、原材料名、原産国名、事業者名及び住所であるとされている点、公正競争規約では5項目以外に目的、内容量、給与方法、成分も表示することになっているとされている点、例示として成犬体重1キログラムあたりの1日の目安量を書き1日の給与量を2回以上に分けて与えるよう示す形式が載っている点は、農林水産省が公開しているペットフードの表示に関するチェックシートに挙げられています。環境省が「飼い主のためのペットフード・ガイドライン ~犬・猫の健康を守るために~」を公開し平成30年8月に改訂していること、章立てに「1-3 フードの与え方」「2-2 表示の見方」があることは、環境省の公開資料によります。一回の量や回数、うちの子の体重や体のことについては、動物病院にご相談ください。

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