付属のスプーンと、台所の計量カップ。その日によって違う道具で量っていました。
一つに決めてください。替えるときは、替えた日を書いておきます。
この記事では、道具を混ぜると何がずれるのかを書きます。
結論:道具は一つに決めて、替えた日を書きます
この記事の結論
量る道具は一つに決めてください。日によって替えないでください。
付属のスプーンと台所の計量カップを混ぜると、同じ一杯が同じ量になりません。
フードの表示にある目安は、重さで書かれていることがあります。容量で量ると合いません。
替えるときは、替えた日を書いておいてください。あとで量を見直すときの出発点になります。

量る道具は、どれでもよさそうに見えます。けれど、一杯の中身が道具ごとに違います。
理由は二つあります。かさの違いと、すり切りの差です。
かさの違いは、粒の形から来ます。大きい粒は隙間が多くなるので、同じ容量に入る重さが軽くなります。小さい粒は詰まるので、重くなります。
すり切りの差は、人の手から来ます。山盛りにするか、ふちで平らにするかで、一杯が変わります。道具が替わると、この癖も替わります。
フードの表示は、ここに関係します。農林水産省が公開しているペットフードの表示に関するチェックシートでは、ペットフード安全法で日本語表示が義務になっている5項目として、名称、賞味期限、原材料名、原産国名、事業者名及び住所が挙げられています。
そのうえで、公正競争規約では、この5項目以外に、目的、内容量、給与方法、成分も表示することになっているとされています。量の目安は、この給与方法のところに書かれています。
同じ資料の例示では、成犬体重1キログラムあたりの1日の目安量を書き、1日の給与量を2回以上に分けて与えるよう示す形式が載っています。1キログラムあたり、という書き方です。
英国のペットフードの業界団体の資料には、もう一歩踏みこんだ記載があります。パッケージに書かれた給与量は出発点にすぎず、容量による計量は誤差が生じやすいとされています。
同じ資料では、メーカーの給与ガイドは食品の重量を基準にしているため、重さを基準に量ることが推奨されるとされています。
つまり、表示が重さで書かれているのに、こちらは容量で量っている。この食い違いがあるところに、道具の違いまで足すと、何を基準にしていたのか分からなくなります。
環境省も「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」を公開していて、平成30年8月に改訂されています。章立てに「1-3 フードの与え方」と「2-2 表示の見方」があります。
道具を一つに決めるのは、基準を一本にするためです。合っているかどうかは、そのあとで確かめられます。うちの子の体重や体のことは、動物病院に相談してください。
判断軸は4つ。重さか容量か、置き場所、洗う回数、替えた日
- 重さか容量か:表示が重さで書かれているなら、重さで量れる道具があるほうが近づきます
- 置き場所:フードのそばに置けるか。取りに行く道具は、別の道具に替わりやすいです
- 洗う回数:濡れたまま使うと粒が付きます。乾いた予備があるか
- 替えた日:いつ替えたかを書いているか。書いていないと、量の変化の原因が分かりません
この4つのうち、いちばん効くのは置き場所です。手が届くところにないと、別の道具を使ってしまいます。
重さか容量かは、道具を買い替える話になります。急がなくてよいところです。
洗う回数は、予備の数の話です。一つしかないと、洗った日に別の道具を使うことになります。
替えた日は、一行書くだけです。これが残っていると、あとから量を見直せます。
替えるときの手順

大事なのは一つめです。替える前に、いまの一杯を記録しておきます。 これがないと、戻れません。
二つめは、ぴったり合わせなくてもかまいません。近いところで決めて、そこを動かさないほうが安定します。
一週間だけ同じ道具にするのは、変化の原因を一つにするためです。同時に二つ替えると、どちらが効いたのか分かりません。
うまくいかない進め方と、やらないほうがよいこと
やらないほうがよいこと
- その日あった道具で量る。 一杯の中身が日によって変わります
- 付属のスプーンと台所の計量カップを混ぜる。 かさもすり切りも違います
- 山盛りとすり切りを気分で変える。 同じ道具でも量が変わります
- 濡れた道具で量る。 粒が付いて、次の一杯から減ります
- 道具を替えた日を書かない。 あとで量の変化の原因をたどれません
多いのは一つめです。悪気なく、手近なものを使ってしまいます。
二つめは、気づきにくいところです。どちらも「一杯」と呼ぶので、同じもののように感じます。
濡れた道具は、見落としやすいところです。洗ったら乾かす、乾いていなければ別の乾いた一本を使う、という形にしておくと迷いません。
あなたの場合、次にすること

道具を全部出してみると、思っていたより多いことがあります。そこを一本に絞るだけで、量の話が落ち着きます。
一回の量そのものを見直したいときは、フードの表示と、うちの子の体重から考えてください。体のことは動物病院に相談してください。
置き場所から決め直すなら
量る道具をどこに置くかは、ふたを開けたときの手の動きで決める形と同じ考え方でそろえられます。
紙コップで量ってよいか
量ってよいかを、一度と続けてを分ける形にまとめました。
よくある質問
量る道具は一つに決めたほうがよいですか。
一つに決めてください。 道具が替わると、一杯に入る重さもすり切りの癖も変わります。
付属のスプーンと計量カップは同じですか。
同じになりません。 かさの入り方が違うので、同じ一杯でも中身が変わります。
重さで量ったほうがよいのですか。
表示が重さで書かれているなら、そのほうが近づきます。 英国のペットフードの業界団体の資料では、容量による計量は誤差が生じやすく、メーカーの給与ガイドは食品の重量を基準にしているため重さを基準に量ることが推奨されるとされています。
道具を替えたいときはどうしますか。
替える前に、いまの一杯を量って書き留めてください。 そのうえで新しい道具で同じ量になる位置を決め、替えた日を書いておきます。
この記事は、自動給餌器でフードを量る道具を一つに決めるかを整理したものです。ペットフード安全法で日本語表示が義務化されている5項目が名称、賞味期限、原材料名、原産国名、事業者名及び住所であるとされている点、公正競争規約では5項目以外に目的、内容量、給与方法、成分も表示することになっているとされている点、例示として成犬体重1キログラムあたりの1日の目安量を書き1日の給与量を2回以上に分けて与えるよう示す形式が載っている点は、農林水産省が公開しているペットフードの表示に関するチェックシートに挙げられています。パッケージに記載された給与量は出発点にすぎないとされている点、容量による計量は誤差が生じやすいとされている点、メーカーの給与ガイドは食品の重量を基準にしているため重さを基準に量ることが推奨されるとされている点は、英国のペットフードの業界団体が公開している資料に挙げられています。環境省が「飼い主のためのペットフード・ガイドライン ~犬・猫の健康を守るために~」を公開し平成30年8月に改訂していること、章立てに「1-3 フードの与え方」「2-2 表示の見方」があることは、環境省の公開資料によります。一回の量や回数、うちの子の体重や体のことについては、動物病院にご相談ください。
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