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水の出どころを三つに分けてから、拭きます

面についた水滴

引き出しを引いたら、底に水がたまっていた。袋は破れていない。どこから来たのか分かりません。

先に、出どころを三つに分けてください。拭くのはそのあとです。

この記事では、位置と時間から分ける方法を書きます。

目次

結論:出どころは三つ。位置と時間で分かれます

この記事の結論

水の出どころは、尿が伝ったもの、洗ったあとに残った水気、部屋の空気から戻ったものの三つです。

たまっている位置で分かれます。袋の内側なら尿、外側なら水気か空気です。

時間でも分かれます。朝だけ出るなら、空気から戻ったものの疑いが濃くなります。

分ける前に拭くと、同じことが繰り返されます。

面についた水滴
たまる位置と時間で、出どころが分かれます。

引き出しの底にたまった水は、見ただけでは分かりません。けれど、どこにたまっているかと、いつたまるかで、三つに分かれます。

1. 尿が伝ったもの

袋の内側や、受け側の縁の内寄りにたまっているなら、こちらです。砂に吸われなかったぶんが、下まで落ちています。

この場合は、水より先に砂の深さを見ます。浅いと、吸いきる前に底まで届きます。

2. 洗ったあとに残った水気

洗った翌日にだけ出るなら、こちらです。見た目は乾いていても、継ぎ目や角に水が残ります。

残った水は、引き出しを閉めてから下に落ちます。だから、閉めたときには見えません。

3. 部屋の空気から戻ったもの

朝だけ、または寒い日だけ出るなら、こちらの疑いが濃くなります。空気の中の水分が、冷えた面で水に戻ったものです。

窓まわりの技術資料には、その境目の例が載っています。温度20度・湿度60パーセントの空気は、冷やしていくと約12度で水滴が出はじめるとされています。この温度を露点と呼びます。

つまり、露点より冷えている面があれば、そこで水に戻ります。 引き出しの底は、床に近いので冷えやすいところです。

同じ資料では、複層ガラスの周辺部はスペーサーが冷たさを伝えやすくガラス温度が低くなりやすいため、中央部よりも結露が生じやすいとされています。金属の部品は冷たさを伝えやすいという読み方ができます。引き出しの金具やレールのまわりは、同じ理由で冷えます。

部屋の側の条件も書かれています。室内に水蒸気の発生源があり、換気が充分に行われていないと、室内湿度が上昇し露点温度が高くなるとされています。加湿器を出した時期に出はじめたなら、ここを疑えます。

湿度を下げれば減りますが、極端にするものではありません。同じ資料では、相対湿度40から60パーセント程度とすることが望ましいとされています。

三つのどれかが分かれば、手の打ち方が決まります。分けずに拭くと、翌日また同じところにたまります。

判断軸は4つ。位置、時間、季節、砂の深さ

  • 位置:袋の内側か外側か。内側なら尿、外側なら水気か空気です
  • 時間:朝だけか、一日中か。朝だけなら空気から戻ったものの疑いが濃くなります
  • 季節:寒くなってから始まったか。加湿器を出した時期と重なっていないか
  • 砂の深さ:浅くなっていないか。浅いと吸いきる前に底まで届きます
引き出しのある収納
引き出しの底は床に近いので、冷えやすいところです。

位置と時間の二つで、ほとんど分かれます。季節と砂の深さは、裏づけです。

見分けるときは、一度拭いてから、半日おいてもう一度見てください。 戻り方で分かれます。

すぐ戻るなら尿か水気、ゆっくり戻るなら空気の側です。

三つに分かれたあとの手

分かれたあとにやること

  • 尿なら、砂の深さを戻してから、袋のかかり方を見る
  • 洗ったあとの水気なら、継ぎ目と角を乾かす時間を長く取る
  • 空気から戻ったものなら、引き出しの下に風が通る隙間を作る
  • どれでも、拭くのは乾いた布で、電源を抜いてから
  • 翌朝、同じ位置に戻っているかを一度だけ見る

順番で大事なのは、先に分けてから手を打つことです。三つとも手を打つと、何が効いたのか分かりません。

空気の側だったときは、引き出しそのものを替える話ではありません。置き場所の床の冷えを見てください。

床に直接置いているなら、少し上げるだけで変わることがあります。

どの手を打つにしても、引き出しを戻す前に一度だけ乾いているかを確かめてください。濡れたまま戻すと、次の日に見たときの水が、新しいものか残りものか分からなくなります。

三つのうち二つが重なっていることもあります。そのときは、位置がはっきりしているほうから先に手を打ってください。片方が消えれば、残ったほうが見えやすくなります。

うまくいかない進め方と、やらないほうがよいこと

やらないほうがよいこと

  • 分けずに拭いて終わりにする。 翌日また同じところにたまります
  • 袋を二重にして様子を見る。 空気の側だったときは、何も変わりません
  • 濡れた布で本体の内側まで拭く。 乾かす時間が延びて、水気の側の原因になります
  • 湿度を極端に下げる。 相対湿度40から60パーセント程度が望ましいとされています
  • 電源を入れたまま引き出しの中を拭く。 動き出すと手が挟まります

多いのは一つめです。見えた水をまず拭きたくなります。

二つめは、原因を取り違えたときに起きます。袋を足しても、冷えた面は冷えたままです。

三つめは、良いことをしているつもりで逆になる形です。拭くのは乾いた布で、と覚えてください。

あなたの場合、次にすること

今日やること

  • 電源を抜いて、水がたまっている位置を見る(袋の内側か外側か)
  • 乾いた布で一度だけ拭いて、時間を書き留める
  • 半日おいて、同じ位置に戻っているかを見る
  • 戻り方で三つのどれかに決める
  • 決まったほうだけ、手を打つ
猫のトイレを片づけている様子
拭くのは乾いた布で、電源を抜いてからです。

この形なら、原因を一つに絞れます。絞れていれば、手は一つで足ります。

うちの子の尿の様子で気になることがあれば、水の話とは分けて、動物病院に相談してください。

引き出しのまわりで迷ったら

砂が落ちてくるときの扱いは、砂を替える前に引き出しの扱いを直す形にまとめました。

よくある質問

引き出しの底の水は尿ですか。

位置で分かれます。 袋の内側や受け側の内寄りなら尿の疑いが濃く、外側なら洗ったあとの水気か、空気から戻ったものです。

朝だけたまるのはなぜですか。

冷えた面で水に戻っているためと考えられます。 窓まわりの技術資料では、温度20度・湿度60パーセントの空気を冷却すると露点温度は約12度になるとされています。露点より冷えた面があれば、そこで水滴になります。

加湿器を出してから増えました。

部屋の側の条件が変わっています。 同じ資料では、室内に水蒸気の発生源があり換気が充分に行われていないと室内湿度が上昇し露点温度が高くなるとされています。

湿度は下げたほうがよいですか。

極端に下げるものではありません。 室内湿度を下げれば結露は減るものの、相対湿度40から60パーセント程度とすることが望ましいとされています。

この記事は、自動猫トイレの引き出しの底に水がたまるときの見分け方を整理したものです。温度20度・湿度60パーセントの空気を冷却すると飽和状態に達し露点温度は約12度になるとされている点、複層ガラスの周辺部はスペーサーが冷たさを伝えやすくガラス温度が低くなりやすいため中央部よりも結露が生じやすいとされている点、室内に水蒸気の発生源があり換気が充分に行われていないと室内湿度が上昇し露点温度が高くなるとされている点、室内湿度を下げれば結露は減るが極端に抑えるのは避けて相対湿度40から60パーセント程度とすることが望ましいとされている点は、窓やガラスまわりの技術資料に挙げられています。本体の分解や洗える範囲は、お使いの機種の取扱説明書をご確認ください。うちの子の尿の様子については、動物病院にご相談ください。

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