あとから来た子がふつうに使っているのに、先住の子だけが近づかなくなった。 前は問題なく使っていたのに、と思うと戸惑います。そういう場面のための記事です。
まず数を数えてください。 多頭でお住まいの場合、トイレは頭数より一つ多く用意することがすすめられています。仲のよくない子が使ったあとのトイレを他の子が使いたがらないことがあるので、数に余裕を持たせておくのが前提になります。この記事では、その確かめ方から順に見ていきます。
結論:機械の話より先に、数と置き場所を見ます
この記事の結論
多頭では、頭数より一つ多い数が目安とされています。
場所が取れないときは、仲のよいグループの数より一つ多く、が最低限とされています。
自動のものを一台入れて、その前のトイレを片づけていないかを確かめてください。
様子が続くときは、器具の話にせず動物病院にご相談ください。

自動猫トイレを入れるとき、それまで使っていたトイレを同時に片づけてしまうことがあります。台数は変わっていないつもりでも、その子にとっては選べる場所が一つ減った状態です。
仲のよくない子が使ったトイレを、他の子が使いたがらないことがあるとも説明されています。あとから来た子が先に使うようになった場所は、先住の子にとっては前と同じ場所ではなくなっています。
だから、まず数です。 機械の音や動きを疑うのは、そのあとで間に合います。慣らし方そのものは慣らし方と最初の一週間にまとめました。
うちの子がどこで過ごす時間が長いかを、あわせて思い出してください。 よくいる場所からトイレまでの距離が遠くなっていると、それだけで足が遠のきます。自動のものは置ける場所が限られるので、前より遠くなっていることがよくあります。
数を数える、というのは思ったより飛ばされる手順です。 頭の中では足りているつもりでも、実際に見に行くと一台減っていたりします。今日はそこまでで十分です。
判断軸は4つ。数、置き場所、音、いつから
| 見るところ | 足りている | 見直したい |
|---|---|---|
| 数 | 頭数より一つ多い | 頭数と同じか少ない |
| 置き場所 | 出入り口が二方向 | 行き止まりや狭すぎる場所 |
| 音 | 動くとき以外は静か | いつも低い音がする |
| いつから | 入れた直後だけ | 日がたつほど遠ざかる |
| ほかの子 | 別々に使えている | 一台に集まっている |
右に二つ以上寄るなら、機械ではなく置き方の話として進めてください。

狭すぎる空間や、完全に閉じこもってしまう場所では、トイレを使わなくなったりストレスになったりすると説明されています。自動のものは本体が大きいので、置いた場所が前より窮屈になっていることがあります。
「入れた直後だけ」なら、慣れの途中かもしれません。 ところが「日がたつほど遠ざかる」なら、慣れではなく避けています。ここは分けて見てください。
音を怖がっている場合の進め方は音を怖がるときの対策にまとめました。動作音そのものより、いつ鳴るかが読めないことのほうが効くことがあります。
四つを一度に直そうとしないでください。 数を足すだけで戻る子もいますし、場所を離すだけで戻る子もいます。一つずつ変えると、何が効いたのかが分かります。
戻す手順。減らしたものを一度戻します
三番目が、いちばん効く一手です。 片づけたものを戻すのは後戻りに見えますが、その子にとっては選べる場所が返ってきたという変化になります。
選ばせる、というのがこの手順の考え方です。 どちらを使うかを決めるのはうちの子で、こちらが決めることではありません。使わないほうを片づけるのは、選んだあとで十分です。
一台にまとめたい気持ちは、置き場所の都合から来ます。 それは正しい理由ですが、急いでまとめると、結局どちらも使わなくなることがあります。
戻したトイレは、しばらく片づけないでいてください。 数日使わなくても、そのままにしておきます。使わないから要らない、と早く判断すると、また同じところへ戻ります。
うまくいかない条件と、気をつけたいこと
当てはまらないとき・避けたいこと
- トイレ以外の場所で排泄している場合。 器具の話ではありません。すぐ相談してください。
- 入る回数や姿勢が変わっている場合。 ここも器具の話ではありません。
- 引っ越しや家族構成の変化があった場合。 トイレの数だけでは解けません。
- 先住の子が高齢の場合。 段差や入り口の高さのほうが効くことがあります。
- 部屋が一つしかない場合。 数を増やすには、置き方の工夫が要ります。
上の二つは、この記事の外です。 排泄の場所や回数、姿勢にふだんと違うところがあるときは、トイレの話として時間をかけず、かかりつけの動物病院にご相談ください。
段差の話は設置の段差への対策にまとめました。年を重ねると、前は平気だった高さが負担になることがあります。
部屋が一つしかない場合は、縦に離すという手もあります。 同じ部屋でも、視線が通らない位置に置けば、別の場所として使われることがあります。
あなたの場合。次にすること
- 数が頭数と同じなら、今日一つ足してください。それだけで変わることがあります。
- 自動を入れて前のを片づけたなら、いったん戻します。
- 入れた直後だけなら、一週間は様子を見て構いません。
- 日がたつほど遠ざかるなら、慣れではありません。置き方から見直します。
- トイレ以外で排泄しているなら、器具の話にせず相談してください。

先住の子は、家のことをいちばんよく知っています。 その子が使わなくなったのは、家の中の何かが変わったからです。責める話ではまったくありませんし、機械が悪いとも限りません。
二匹目を迎えたときの見直し全体は2匹目を迎えたときの見直しにまとめました。トイレの数は、その中でいちばん先に効くところです。
焦らなくて大丈夫な場面と、そうでない場面があります。 トイレを選び直しているだけなら時間が解きます。トイレ以外で排泄しているなら、それは待つ話ではありません。ここだけ、はっきり分けて考えてください。
よくある質問
トイレはいくつ必要ですか。
多頭では、頭数より一つ多い数が目安とされています。 場所が取れないときは、仲のよいグループの数より一つ多く、が最低限だとも説明されています。二階建てなら、各階にその数を置くのが理想とされています。
自動のものを入れたら、前のトイレは片づけてよいですか。
使い始めたのを確かめてからにしてください。 同時に片づけると、選べる場所が減ります。一週間ほど両方置いて、どちらを使うかを見てから決めるほうが落ち着きます。
あとから来た子だけが使っています。
先住の子のぶんの場所が足りていない可能性があります。 まず数を数えて、頭数より一つ多いかを見てください。それでも変わらないときは、置き場所を離してみてください。
この記事は、自動猫トイレを先住の子が使わなくなったときの見方を整理したものです。適した数や置き方はお住まいの形や関係によって変わります。排泄の場所や回数、姿勢に気になる変化がある場合は、かかりつけの動物病院にご相談ください。
運営について: 編集方針 / 広告・アフィリエイト表記 / 表示ラベルの意味 / 訂正と更新の方針
コメント