動かないように固定したい。でも賃貸で、壁に穴はあけたくない。
あけずに解いてください。重さと滑り止めで止まるものは、たいてい止まります。
この記事では、穴の扱いと、あけない形を書きます。
結論:穴をあけずに、下から止めます
この記事の結論
重量物をかけるためにあけたくぎ穴やネジ穴は、下地ボードの張替えが必要な程度なら賃借人負担の対象とされています。
画鋲等の小さな穴は、通常損耗の扱いになります。
だから、固定は壁ではなく床の側で解いてください。重さと滑り止めです。
電源コードを釘や金具で固定しないよう、公的機関の資料で挙げられています。

器や本体が動くと、こぼれたりずれたりします。固定したくなりますが、賃貸では壁に手を入れにくいところです。
穴の扱いは、国土交通省が公開している原状回復をめぐるトラブルとガイドラインに考え方が示されています。
同じガイドラインの説明では、くぎ穴やネジ穴は画鋲等のものに比べて深く、範囲も広いため、通常の使用による損耗を超えると判断されることが多いと考えられるとされています。
具体的には、重量物をかけるためにあけた穴で下地ボードの張替えが必要な程度のものが、賃借人負担の対象として挙げられています。
一方で、小さな画鋲の穴などは通常損耗の扱いになるとされています。つまり、穴そのものが一律に負担になるわけではありません。
それでも、ペット用品の固定で壁に穴をあける必要はほとんどありません。動く理由は、たいてい床の側にあります。
一つ目の手は、重さです。満たした状態で重くなるものなら、それ自体が固定になります。軽いものは、動く前提で選ばないでください。
二つ目の手は、滑り止めです。下に一枚はさむだけで、押されたときに逃げにくくなります。
三つ目の手は、壁ぎわに寄せることです。片側が壁なら、動く方向が減ります。寄せるのは、穴をあけるのとは別の話です。
コードについては、別の注意があります。製品評価技術基盤機構が公開している資料では、電源コードを釘や絶縁ステップル等の金具で固定しないことが挙げられています。
まとめるなら、壁には何もしない。床と置き方で解く。これが賃貸での形です。
うちの子が動かしてしまうものは、固定より、動いても困らない置き方のほうが続きます。
穴をあけるかどうかで迷ったときは、あけない側から試してください。戻せる手から順に使います。
判断軸は4つ。重さ、床、壁ぎわ、コード
満たしたときに重くなるか
重くなるなら、それ自体が固定になります。軽いまま使うものは、動く前提で置き方を決めてください。
床が滑るか
滑るなら、下に一枚はさんでください。沈み込むほど柔らかいものは避けてください。
壁ぎわに寄せられるか
寄せられるなら、動く方向が減ります。壁に触れる面が濡れないかも見てください。
コードを留めたくなっていないか
釘や金具で留めないでください。床を通す位置を変えるか、長さを短くするほうを先にしてください。
- 軽くて動く → 重いものに替えるか、置き方を変える
- 床が滑る → 下に一枚はさむ
- どこにも寄せていない → 壁ぎわに寄せる
- コードが床を渡っている → 通る位置を変える
この4つで止まらないものは、固定より置き場所を変えたほうが早く片づきます。
穴をあけずに止めるものの選び方

選ぶのは二つです。下にはさむものと、コードをまとめるものです。
下にはさむものは、沈み込まない厚さにしてください。柔らかすぎると、器が傾きます。
大きさは、本体より少し広いものにしてください。はみ出したぶんを受けられます。
拭ける面かどうかも見てください。水まわりに敷くなら、吸うものより拭けるもののほうが続きます。
コードをまとめるものは、壁にねじ込まない形のものにしてください。貼って外せるものや、床側で束ねるものがあります。
ただし、束ねたまま使わないでください。同じ資料では、電源コードを束ねたまま使わないことも挙げられています。
どちらも、退去のときに外せるかを見てください。外せないものを使うと、それ自体が跡になります。
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うまくいかない進め方と、やらないほうがよいこと
やらないほうがよいこと
- 重量物を支えるために壁にネジを入れること。 下地ボードの張替えが必要な程度なら、賃借人負担の対象とされています。
- 電源コードを釘や金具で固定すること。 公的機関の資料で、しないよう挙げられています。
- コードを束ねたまま使うこと。 同じ資料で挙げられています。
- 強い粘着のものを壁紙に貼ること。 剥がすときに紙ごと持っていきます。
よくあるのは、動くたびに固定を強くしていく形です。強くするより、動く理由を見てください。
もう一つは、家具の裏に押し込んで動かないようにする形です。動きませんが、世話をする余地も無くなります。
両面テープで床に貼るのも、避けたいところです。剥がしたあとが残ります。
壁に穴をあける必要があると感じたときは、置き場所そのものを見直してください。たいていは別の場所で解けます。
うまくいかないと感じたときは、重さと床から順に見てください。壁は最後です。
あなたの場合、次にすること

- 動いているものが、満たしたときに重くなるかを見る
- 床が滑るなら、沈み込まない厚さのものを下にはさむ
- 壁ぎわに寄せられるかを見る。壁が濡れない向きにする
- コードが床を渡っているなら、通る位置を変える
- コードは、釘や金具で固定しない。束ねたままにもしない
- それでも止まらないなら、置き場所を変える
床の跡が気になるなら
退去のときの扱いは、写真と特約を先に探す形にまとめました。
下に敷くものなら
厚さの決め方は、水平を崩さない厚さで選ぶ形にまとめました。
子どもが触る家の線引きは、触ってよい場所を決める形が目安になります。
個別の事情については、お住まいの消費生活センターや、契約した不動産会社にご確認ください。
よくある質問
壁にネジを使ってよいですか。
重量物をかけるためにあけた穴で、下地ボードの張替えが必要な程度のものは賃借人負担の対象とされています。 国土交通省が公開している原状回復をめぐるトラブルとガイドラインの説明に挙げられています。ペット用品の固定では、あけずに解ける場面がほとんどです。
画鋲も同じ扱いですか。
小さな画鋲の穴などは、通常損耗の扱いになるとされています。 くぎ穴やネジ穴は画鋲等のものに比べて深く範囲も広いため、通常の使用による損耗を超えると判断されることが多いと考えられるとされています。
コードはどう留めますか。
釘や金具で固定しないでください。 製品評価技術基盤機構が公開している資料では、電源コードを釘や絶縁ステップル等の金具で固定しないことと、束ねたまま使わないことが挙げられています。通る位置を変えるほうを先にしてください。
それでも動くときは。
置き場所を変えてください。 重さ、床、壁ぎわの三つで止まらないものは、固定を強くしても続きません。
この記事は、賃貸でペット用品を壁に傷をつけずに固定する考え方を整理したものです。くぎ穴やネジ穴が画鋲等のものに比べて深く範囲も広いため通常の使用による損耗を超えると判断されることが多いと考えられるとされている点、重量物をかけるためにあけた穴で下地ボードの張替えが必要な程度のものが賃借人負担の対象として挙げられている点、小さな画鋲の穴などは通常損耗の扱いになるとされている点は、国土交通省が公開している原状回復をめぐるトラブルとガイドラインとその参考資料に挙げられています。電源コードを釘や絶縁ステップル等の金具で固定しない点と束ねたまま使わない点は、製品評価技術基盤機構が公開している資料に挙げられています。個別の事情については、お住まいの消費生活センターや契約した不動産会社にご確認ください。
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