一匹が飲んでいるところへ、もう一匹が来る。どちらかが引き返すのを見ていると、皿が狭いのではないかと思えてきます。 そういう場面のための記事です。
広げれば並んで飲める、とは限りません。 同じ皿に二匹が顔を入れる形になると、広さの問題ではなく距離の問題になります。見るのは、広さよりも「どの向きから来るか」です。 この記事では、向きの見方と、広げて解けることと解けないことを分けます。
皿の広さが効く場面もあります。 ひげが当たって途中で離れる子なら、広げるだけで変わります。二つの場面を混ぜないところから始めてください。
結論:二匹が顔を入れるなら、皿ではなく台数の話です
この記事の結論
同じ皿に二匹が顔を入れる形なら、広げても距離は変わりません。
片方が待っているだけなら、台数を増やすほうが早く収まります。
ひげが当たって離れるなら、広さで変わります。
向きを変えるだけで、ぶつからなくなることがあります。

まず、同時に来ているのかどうかを数日見てください。 片方が飲み終わるのを待っているだけなら、それは順番待ちで、広さとは関係ありません。並んで顔を入れようとしているなら、距離の話になります。
距離の話になったとき、皿を広げても二匹の顔は近づきます。 広い皿の同じ場所に水があるなら、どちらもそこへ行きます。広さが増えても、互いの距離は増えません。
ただし、ひげが当たって途中で離れる子の場合は、広さがそのまま効きます。 この見方は皿の広さとひげの当たりにまとめました。まずそちらを見てから、この記事に戻ってきてください。
何台必要かの目安は何台必要か、頭数ごとの目安にまとめています。 台数の話になったなら、そこが先です。
判断軸は4つ。来る向き、待ち方、ひげ、置き場所の広さ
| 見るところ | 皿を広げて変わる | 台数か置き方の話 |
|---|---|---|
| 来る向き | 別の向きから来る | 同じ向きから来る |
| 待ち方 | 待たずに並ぶ | 離れて待っている |
| ひげ | 当たって離れる | 当たっていない |
| 飲む長さ | 短く切り上げる | ふだんと同じ |
| 置き場所 | まわりに余裕がある | 壁で囲まれている |
右に二つ以上寄るなら、皿を買い替えても収まりません。

来る向きがいちばん効きます。 別の向きから来るなら、広い皿の別の縁に分かれて飲めます。同じ向きから来るなら、どれだけ広くても同じ場所で顔が合います。
置き場所の広さも見てください。 皿が広くなっても、まわりが壁で囲まれていると、二匹が立てる場所がありません。皿の寸法より、その前に立てる床の広さのほうが効くことがあります。
飲む長さが短くなっているなら、急かされている合図です。 広さで解ける場面ではありません。置き場所を分けるか、台数を増やすほうが落ち着きます。
置き場所とトイレの距離も関係します。 置き場所とトイレとの距離にまとめました。動線が重なっていると、同時に来る回数そのものが増えます。
確かめる手順。来る向きを三日見ます
六番目を先にやってください。 皿の向きを九十度変えるだけで、立てる場所が増えることがあります。費用はかかりません。
三日という長さにしているのは、一日では偏るからです。来客があった日、暑かった日、留守が長かった日。どれも飲み方が変わります。
書くのは一行で足ります。 「朝、右から二匹」くらいで十分です。記録を取ることが目的ではなく、向きの偏りを見るためです。
うちの子たちが並んで飲む姿を見たい、という気持ちはよく分かります。 ただ、並べることが目的になると、どちらかが我慢することになります。落ち着いて飲めているかを先に見てください。
広げても解けないこと、向かない条件
皿の広さでは変わらないとき
- 同じ向きからしか来ない場合。 広げても顔が合います。
- 片方が明らかに譲っている場合。 広さではなく関係の話です。
- 置き場所が壁で囲まれている場合。 立てる床がありません。
- 循環式で、水が出る位置が一か所の場合。 そこに二匹が集まります。
- 飲む時間がずれている場合。 そもそも同時に来ていません。
循環式は、水が落ちてくる場所が決まっています。 皿が広くても、新しい水が出ているところへ行きたがる子はいます。広さより、出る位置がいくつあるかのほうが効きます。
譲っているように見えるときは、広さを変えないでください。 器を大きくしても、譲る側は譲ります。台数を分けて、それぞれが自分の場所を持てるようにするほうが落ち着きます。
それから、飲む量そのものが気になるときは、器の話ではありません。 片方が飲めていないのではないかと心配なときは、飲む量が増えたときの見方も見てください。気になる変化が続くときは、かかりつけの動物病院にご相談ください。
あなたの場合、どうするか
- 別の向きから来ているなら、広い皿に替える価値があります。
- 同じ向きからしか来ないなら、皿ではなく台数です。
- ひげが当たっているなら、広さだけで変わることがあります。
- 壁で囲まれているなら、皿より先に置き場所を動かしてください。
- 片方が譲っているなら、分けてそれぞれの場所を作ります。

台数を増やすのは、費用のかかる手に見えて、いちばん確実です。 二台目を足すかどうかの考え方は二台目を足すかにまとめました。
うちの子たちがどちらも気持ちよく水を飲めるようにしたい、というところから始まった話です。その答えは、一つの器を大きくすることではなく、それぞれの場所を作ることのほうにあることが多いのです。
順番が決まっているなら
見るところは二匹で使う順番が決まっているときにまとめました。
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選ぶときに確認しておくこと
- 皿の口が広いか。 ひげが当たりにくい形かを見ます。
- 水が出る位置がいくつあるか。 一か所だと、そこに集まります。
- 置き場所の床の広さに収まるか。 皿の寸法だけで選ばないでください。
- 洗いやすい形か。 広い皿は、毎日の手入れが増えます。
- 台数を増やせる価格帯か。 一台を大きくするより、二台に分ける選択もあります。
水が出る位置の数は、カタログでは分かりにくいところです。 写真で水の流れが写っているものを探してください。流れが二方向に分かれる形は、二匹が同時に来る家で向いています。
仕様は製品ごとに違います。買う前に、メーカーの公式情報で寸法をご確認ください。 ここに書いたのは、確認する場所の順番です。
よくある質問
皿を大きくすれば、二匹で並んで飲めますか。
来る向きが分かれているなら並べます。 同じ向きからしか来ないなら、広げても同じ場所で顔が合います。三日ほど、どちらの向きから来るかを見てから決めてください。
台数を増やすと、どちらも使わなくなりませんか。
それぞれが自分の場所として使うようになることが多くあります。 片方しか使わない日が続いたら、置き場所を離してみてください。近すぎると一台と同じ扱いになります。
ひげが当たっているかどうかは、どう見ればよいですか。
横から見てください。 顔を入れたときに、ひげが器のふちに触れて曲がっているかが分かります。当たっていると、短く切り上げることがあります。
この記事は、猫の給水器に二匹が同時に来るときの皿の広さの見方を整理したものです。適した器や台数は体格と関係によって変わります。飲水の量や様子に気になる変化がある場合は、かかりつけの動物病院にご相談ください。
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