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給餌量の設定を見直す。数字ではなく、出てきたぶんを量ります

食器のそばに座るキジトラの猫。器に出てきた量がすべての出発点になる

設定はいじっていないのに、器に出てくる量が前と違って見える。あるいは、フードの袋を替えてから減り方が変わった。

自動給餌器が数えているのは重さではありません。 決まった動きを決まった回数くり返しているだけです。だから、粒の形が変われば出る量も変わります。 この記事では、設定を数字で直すのではなく、出てきたぶんを量って合わせる手順をまとめます。

目次

結論:設定の数字ではなく、出てきた量を量って合わせる

この記事の結論

設定した値と、実際に出てくる量は一致するとは限りません。 一度量ってみてください。

フードを替えたら、設定はそのままでも出る量が変わります。 粒の大きさと形で落ち方が変わるためです。

設定には刻みがあり、1回の最小量も決まっています。 その範囲の外には合わせられません。

1日に与える量そのものは、かかりつけの動物病院にご相談ください。 ここで扱うのは、決めた量を機械に出させる方法です。

食器のそばに座るキジトラの猫。器に出てきた量がすべての出発点になる
確かめるのは、設定した数字ではなく器の中です

うちの子の一日は、この器に出てくるぶんで決まっています。 設定の画面が正しく見えていても、実際に出た量が違えば、その差がそのまま毎日続きます。 一度量っておく価値はそこにあります。

取扱説明書に、実際のフードによって量が前後するという注記が付いている製品もあります。 つまり、ずれること自体は想定されています。 故障を疑う前に、まず量ってみてください。

判断軸は4つ。刻み、最小量、粒の形、袋を替えたか

見る点 何が変わるか 確認のしかた
設定の刻み 合わせられる細かさ 取扱説明書の設定範囲を見る
1回の最小量 回数の上限 最小の設定で何回に割れるか
粒の大きさ 1回に落ちる量 前のフードと並べて見る
粒の形 詰まり方と落ち方 平たいか丸いかを見る
袋を替えた時期 変化の始まり 替えた日と、変わった日を並べる

上の二つは機種の制約、下の三つはフード側の事情です。

はかりの上に器を載せている手元。器ごと量って引く方法が分かる
器ごと載せて、あとから器のぶんを引きます

「設定の刻み」は、機種によってかなり違います。 数グラム単位で決められるものもあれば、カップの何分の一という単位で段階が決まっているものもあります。 細かく合わせたいのに刻みが大きければ、そこは機種の限界です。

「1回の最小量」は、回数の上限を決めます。 1日の量を細かく分けたくても、最小量で割り切れる回数までしか分けられません。 回数を増やす話は、ここで頭打ちになります。

「粒の形」は、大きさよりも効くことがあります。 平たい粒は重なって落ちにくく、丸い粒はころがって多めに落ちます。 同じ大きさでも形が違えば結果が変わります。

フードを替える途中なら

混ぜ方と割合の話はフードの切り替えにまとめました。

量って合わせる手順

この順で合わせます

  • 空の器の重さを量る。 ここを引き算に使います。
  • いまの設定で1回ぶんを手動で出す。 器はいつも使っているものにします。
  • 器ごと量って、空の器のぶんを引く。 これが実際の量です。
  • 同じことを3回くり返す。 1回だけだと振れが分かりません。
  • 3回の差が大きければ、粒の形を疑う。 詰まりやすい形かもしれません。
  • 設定を一段だけ動かして、また量る。 一気に変えないでください。

「同じことを3回くり返す」を飛ばさないでください。 1回だけ量って合わせると、たまたま多く出たぶんに合わせてしまいます。 3回あれば、どれくらい振れるかも分かります。

手動で出す機能がない場合は、次の給餌の直後に器を量ってください。 食べ始める前に取れれば同じことです。間に合わないなら、食べない時間帯に設定を一つ足して試す方法もあります。

タンクの残量でも落ち方が変わることがあります。 いっぱいのときと、底が見えてきたときで上から押される力が違います。 量るなら、いつもの残量に近い状態で量ってください。

合わせ終えたら、その設定と実際の量を控えておいてください。 次にフードを替えたとき、どこから動かせばよいかがすぐ分かります。

設定を動かしてもうまくいかないこと、デメリット

この点に注意してください

  • 刻みより細かく合わせようとする。 機種の外には出られません。
  • 最小量より少なく分けようとする。 回数を増やしても割れません。
  • 一気に何段も動かす。 どこで合ったのか分からなくなります。
  • タンクが空に近い状態で量る。 ふだんと条件が違います。
  • 設定を変えた日を控えない。 あとで戻せなくなります。

「一気に何段も動かす」と、合った理由が分からなくなります。 一段ずつ動かして量れば、次に同じことが起きたときに同じ手順で戻せます。

粒が詰まって出ないのは、設定の問題ではありません。 量が足りないのではなく、通り道で止まっています。 設定を上げて補おうとすると、詰まりが取れた瞬間にまとめて出ます。

食べ方や食べる量そのものに気になる変化があるときは、設定の調整で様子を見ないでください。 出る量を合わせて戻るかは試せますが、それで戻らないなら別の理由です。かかりつけの動物病院にご相談ください。

詰まりが起きているなら

原因の切り分けは自動給餌器が詰まる原因と対策にまとめました。

あなたの場合、どうするか

あなたの状況 打つ手 理由
フードを替えたばかり まず量ってみる 粒で落ち方が変わる
設定は同じなのに減り方が違う 3回量って振れを見る 詰まりかもしれない
細かく合わせられない 刻みを確認する 機種の制約
回数を増やしたい 最小量で割ってみる 上限が決まる
3回とも量が違う 粒の形を疑う 落ち方が安定しない
前の設定に戻したい 控えを見て戻す 記録がないと戻せない

まず量る。そのあとで、機種の制約かフードの事情かに分かれます。

二匹のキジトラの猫がドライフードを食べている。粒の形が変われば出る量も変わる
粒の形が変われば、同じ設定でも出る量は変わります

量ってみて、設定どおりに出ているなら設定は正しいということです。 そのうえで減り方が違うなら、食べ残しや、こぼれのほうを見てください。

器の外にこぼれているぶんは、量には出てきません。 器の下に落ちていないか、掃除のときに見ておいてください。

控えておくこと

  • 設定した値。 画面に出ている数字をそのまま書きます。
  • 実際に出た量。 3回ぶんを並べて書きます。
  • フードの銘柄。 替えた日も一緒に書きます。
  • 量ったときのタンクの残量。 おおよそで足ります。
  • 変えた日。 どの日から今の設定かを残します。
  • 掃除した日。 詰まりの前後が分かります。

この控えがあると、次にフードを替えたときの作業がほぼ要らなくなります。 前の銘柄でどうだったかが残っていれば、動かす方向がすぐ決まります。

器やタンクを洗う道具も、あわせて決めておくと手が止まりません。 深いタンクに届く形の話はブラシとスポンジの使い分けにまとめました。

よくある質問

設定した量と出てくる量が違います。故障ですか。

まず量ってみてください。取扱説明書に、実際のフードによって量が前後するという注記が付いている製品もあります。粒の大きさや形で落ち方が変わるため、ずれること自体は想定されています。3回量って毎回大きく違う場合は、通り道で詰まっていないかも見てください。

1日の量はどう決めればいいですか。

1日に与える量は体格や状態によって変わるため、この記事では扱いません。かかりつけの動物病院にご相談ください。ここで扱っているのは、決めた量を機械に出させるための合わせ方です。

回数を増やしたいのですが、細かく分けられません。

1回の最小量で割り切れる回数までしか分けられません。取扱説明書で最小量を確認して、1日の量を割ってみてください。割り切れない場合は、回数を減らすか、機種の制約として受け入れることになります。

この記事は自動給餌器の設定と実際に出る量を合わせる手順を整理したものです。1日に与える量そのものは体格や状態によって変わります。かかりつけの動物病院にご相談ください。設定の刻みや最小量は機種によって異なるため、お使いの製品の取扱説明書をご確認ください。

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